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2018.01.30 Tuesday

KUON(クオン)のカツオ縞藍染刺し子・ドリズラージャケットについて。

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     なにやらまた金曜日には雪が降るかも、と騒がれている東京。雪自体は結構好きなので店主としては歓迎するものの、そのあとからの寒さがもうなんとも。

     

     春が待ち遠しい気持ちがあります。でも冬物のコートとか楽しいしな、と洋服好きにとっては冬は冬であまり短いのもなと思ったりもする。

     

     インフルエンザがずいぶん流行っているようなので、皆様どうぞお気をつけくださいませね。店主も体調崩さぬよう、頑張ります。

     

     さて本日は。実は今日は2つブログを書きます。このあとにもう一つ。

     

     というのも、KUONさんから入荷となった新作のドリズラージャケット。これが素材違いで入荷しているので、同じ日に見ていただいた方がわかり易いね、ということで。

     

     まずは、表情豊かな藍染素材、カツオ縞藍染刺し子を用いたドリズラージャケットです。

     

     

     ドリズラージャケット、といえば元はマックレガーやバラクータなどで代表的な、いわゆるスポーティーなシーンも想定した多目的なブルゾン。

     

     日本ではかつてVANがその形を「スイングトップ」として販売したことから、スイングトップという呼び名でも馴染みがあるかたち。

     

     バサっと気軽に羽織りやすく、春夏秋のアウターとしてバリバリ活躍し、冬場には結構インナーブルゾンにも便利だったりする子。

     

     そんなドリズラージャケットをKUONが作ると、またちょっと普通のドリズラーとは雰囲気が異なります。

     

     

     KUON カツオ縞藍染刺し子 ドリズラージャケット ¥55,000+税

     

     基本的な形はドリズラージャケットらしいファスナータイプで丈も適度な長さ、そして腕や身幅もほどよくゆとりはあり動きやすいもの。

     

     でも不思議と袖を通すと妙にシュっとした感じになるのが、KUONのパターンの面白いところ。特に肩周りなんかはゆとりあるのにキュッと引き締まって見える。

     

     そして生地がまたやっぱりとっても独特で、カジュアルだけれどどこかシックで、表情豊かで大人が愉しいドリズラーに仕上がっている。

     

     

     ドリズラージャケットって本当に気軽に着やすいスタイルで好きです。

     

     ボトムスも選ばないですし、バサっと羽織れば前をあけていても閉めていても良い。

     

     ところがドリズラージャケットってどうしても言い方は悪いけれどどこか「オッサンくさい」素材使いだったり、野暮ったい感じのものが多かったりもします。

     

     KUONのドリズラーはその塩梅が程よい。ふんわり感と動きやすさは確保しながらも、現代的なゆとり感のあるブルゾンに仕上げてくれている。

     

     

     そして素材で表情をとても豊かに出すので、雰囲気も奥深い。

     

     あっさりとスポーティーになりすぎることなく、お洒落着としてのドリズラー。

     

     

     かなりこの形はよく出来てると思っています。

     

     今シーズンのドリズラーは展示会でまず真っ先に一目見て羽織って、「あ、ドリズラーはもらいます」と言い切っていた。

     

     

     このタイプに用いられた生地はKUONさんらしい日本の伝統的な風合い溢れる生地。

     

     遠州浜松藍染め、その中でもいくつかの色合いがグラデーション的に切り替わる「カツオ縞」という藍染生地。そこにいわゆるドビーのようなかたちで、刺し子的にぷっくりと凹凸ある表情豊かな織りにしたもの。

     

     CIRCLEベアなどでやはりドビー的な機械織りの刺し子生地を用いますが、それと同じような感覚。

     

     薄すぎることなくほどよく厚みはあるけれど、硬く感じるほど厚くもない、中厚。

     

     

     薄めの浅葱色、中間のいわゆる藍色、そして濃いめの濃藍色。

     

     基本的にはその3色で切り替わっていくのですが、それだけの変化ではありません。

     

     この藍染の手法は生地をまるごとズドンと染めるわけではなくて、カセ、いわゆる糸の感じの状態で手作業で藍を染めていきます。(そのあたりは武州正藍染と同じ)

     

     そのため、同じ色合いに見える中でも微妙に藍の濃さが異なっていたり、ほんとうに微妙にグラデーションになっていたりもする。

     

     パッと見は3色でも、じーっくり見ていくともっと様々な藍の色合いが入っているのがわかります。

     

     

     それが着込んでいくうちにまた変化をしていく。

     

     生地そのものが柔らかくふっくらするのはもちろんだけれど、色合いだって複雑に育っていく。

     

     いわばエイジングを楽しみながら、長く着込んでいけるドリズラー。そんなのなかなか、ないですもんね。

     

     

     ちなみに生地の裏側はこんな風に。

     

     表に見えている刺し子的な白い糸部分が裏はもう少し太く見える。

     

     こっち面もまた綺麗なんですよね。

     

     

     正面から見たときの顔が綺麗。

     

     ふわっとした生地の良さがしっかり出ている。

     

     

     襟は大きすぎることなく、コンパクトに収まっているのが素敵です。

     

     どうしてもクラシックに寄せすぎると、この襟周りがモタつく。

     

     これくらいのサイズ感と開きは、日常的にすっと着やすい。

     

     

     もちろん、襟の中でも色が切り替わっているのが面白いですよね。

     

     

     そして襟裏にはこうしてボタン。

     

     

     で、こちら側にはチンストラップ。

     

     

     さらにもう一つボタンもある。

     

     

     そりゃもう、こうして立ち襟で着るのもアリですよね。

     

     結構このスタイルがまた好みです。

     

     

     通常の襟の状態とも、また雰囲気変わってちょっとモード感でますね。

     

     

     で、使わないときにはこちらのボタンに留めておいても良いですし、特に留めずにストラップはブランとさせていても良いと思う。

     

     

     こんな感じでも綺麗。

     

     フロントはファスナーでの開閉です。

     

     

     上にも下にも引き手がある、ダブルジップ。

     

     

     上下を少し開けながら着るのも気持ちいですもんね。

     

     ファスナーそのものはアンティークカラーな真鍮色。

     

     デザインもちょっとクラシックですね。

     

     

     ダブルファスナー、CIRCLEでも多いですが時折「ダブル通すの苦手なんだよね」というお声をいただいたりもします。

     

     ダブルってどうしても、慣れるまでのうちは少しファスナーの付け外しが硬く感じることもあると思いますが、この金具の微妙な先のカーブに沿わせるような形で、ちょっとだけ弧を描くような感覚で通すとかなりスムーズに。

     

     この辺りはファスナーによってきっちり真っ直ぐめが良いものもあれば、今回のように少し弧を描く感じが良いのもあれば、ダブルファスナーの形状次第だったりもします。

     いずれにせよこの先端部分の形がカーブ感に合わせて動かすと、ほとんどのダブルファスナーは楽チン。

     

     今回のKUONさんのダブルは真っ直ぐよりもちょっと弧を描く感じをイメージすると付け外しもスムーズに。

     

     

     腰回りにはポケットが。

     

     

     もちろん左右にあります。

     

     ポケットに手を突っ込んで着るのも、ドリズラーは気持ちいいもんで。

     

     

     ポケット内部はコットンのシンプルな生地も使われてます。

     

     

     そして裾周りは目から見るとフラットにシンプルに、スッキリ感ある感じ。

     

     着丈はジージャンほど短くもなく、一般的なパーカーほど長くもなく、中間くらいな感じ。

     

     まぁいわゆるドリズラーやスイングトップの感じの着丈感とほぼそこは近いかなと。

     

     

     腕周り、アームホールは適度にゆとりあって、とても着やすい。

     

     

     腕ももちろん徐々に細くなっていきますが、極端に狭くなることなく、動かしやすい太さ。

     

     でも、だぼだぼはしてません。

     

     

     腕先のカフ部分は細めにスッキリと。

     

     そしてボタンが二つついているので、調整も可能。

     

     

     ただカフの部分は通常でも結構細めなので、さらに狭くするボタンは使わないことの方が多いかもしれません。

     

     よほど細身で、腕先キュッと絞ってる感じが好き!という時以外は、外側のボタンかあるいはボタンを外して着るシーンが多いと思います、はい。

     

     

     ファスナー開けて内側を見ると、こんな風に。

     

     裏地はなく一枚生地です。さらりと肌さわりも良いのでご安心を。

     

     冬場のアウターというには寒いけれど、春秋にはもってこいの軽やかさとほどよい厚み。

     

     冬にはインナーブルゾンとしてという感じですね。

     

     

     内部のポケットの裏側部分にタグ。もはやサイズタグはここにもない。

     

     

     えー、サイズはこちらの品質部分につけられていて、左ポケットの中です。

     

     ちなみにこのタイプのドリズラーはCIRCLEではSサイズとMサイズを入荷してもらってます。

     

     もともとゆとりのある感じのブルゾンになるので、通常の日本サイズの洋服がS〜タイトMくらいまでの方はSで、M〜タイトLくらいまでの方はMでちょうど良いと思います。

     

     あ、コットンなのでもちろん水洗い可です。

     

     

     後ろ姿がまたこの生地の面白さがズバっと出ていて素敵なんですよね。

     

     グラデーションの色味が極めて良い。

     

     

     ドリズラーってどうしても後ろ姿が地味になりがちですが、かなり奥行き感ある風合い。

     

     

     でも基本はシンプルです。

     

     

     裾周りはちょっと表情がまた豊か。

     

     

     この刺し子生地はの面白さが、後ろからはさらに映える。

     

     

     がっつり着込んで、ヴィンテージ感あるくらいまで育てて欲しい感じ。

     

     

     後ろ側の裾にだけ、伸縮性あるゴムが入っていて、キュッと締まった感じになります。

     

     生地に表情が出るのも面白く、だらんとなりすぎない。

     

     後ろだけのゴムなのでスポーティーにもなりすぎず、良いフィット感です。

     

     

     こんな感じに。

     

     

     まぁでも何より、この生地のタイプは藍染の色合いと刺し子のこの風合いでしょうね。

     

     

     なかなか他では見られない感覚のドリズラージャケットになっているなと思います。

     

     

     全体をシンプルにしながらこのドリズラーを羽織って表情を付けて、って良いですね。

     

     ぜひ、お楽しみいただけたらと思います。

     

     

     

     CIRCLE

     

     

     

     

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