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2017.10.13 Friday

Circus of Happiness×大江洋服店のスイス軍ヴィンテージヘリンボーン・ジャケット(サックコート)について。

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     急に気温がぐっと下がって、秋を感じています。まるで冬のように寒い、とテレビとはでは煽るけれど、秋ってこんなもんでしょという気もしている。

     

     ここ数年はまともに秋がなくて、それこそこんな風にTシャツとシャツと秋冬用のジャケットでほどよい、とかいう気温がなかったので、雨が止んでその水気が落ち着けば普通に良い秋じゃないか、と思っています。

     

     とはいえ向こう数日はどうやら雨が降ったり止んだりとせわしないような。

     

     秋の雨は嫌いじゃないです。お店としては困ったものだけれど、ごく個人的に言えば。

     

     さて本日は!!

     

     大変お待たせいたしました、のCircus of Happiness×大江洋服店のジャケット(サックコート)の最後の一つ。

     

     ブラックヘリンボーンともグレードリルともちょっと異なる部分もあるので、ある意味では別物なのだけれど。

     

     これまたもちろん、素材感面白い素敵な感じになりました。

     

     

     先週ご案内をさせていただいた、Circus of Happiness×大江洋服店のサックコートたちは、ブラックヘリンボーンもグレードリルもいずれも多くの方にお褒めいただけて、在庫としてもブラックのサイズ0と1、そしてグレーのサイズ1のみとなりました。

     

     とても嬉しいことで、この二つのサックコートは個人的にもすごく気に入っているから、それを愉しんでいただけるのはもうたまらない。

     

     そしてそれに続く、遅れていた最後の一つ。

     

     これがまた、コットンジャケットとしては正直高いと思うけれど、でもまず他の素材ではない雰囲気が出たと思っています。

     

     

     Circus of Happiness×大江洋服店 スイス軍ヴィンテージヘリンボーン ジャケット ¥42,000+税

     

     あれ?もう一つグレーなの??と思われるかもしれないけれど、グレーです。

     

     でもグレードリルが少し紫や青みがかった特殊な素敵さのあるグレーに対して、こちらはより一般的ないわゆる想像する「グレー」としての良さ。

     

     形の大まかな部分は一劼覆里世韻譴鼻∪乎呂侶鵑郵腓い悩能的な仕上がりは微妙に異なる具合になっています。

     

     それにしても良い表情でしょ、これも。本当に作ってよかった。

     

     

     サックコートとして作ったわけだけれど、結果としてはもっとジャケット然とした感じになったような。

     

     このジャケットも始めがピークではなくて、着込んでいった後がピーク。

     

     より素材の風合いが前面に出てくるようになった時が、最高に良いはず。

     

     

     厚みとしてはブラックヘリンボーンよりも、もしかしたらグレードリルよりもちょっと薄いかもしれない、軽やかな感じ。

     

     でも密度としてはしっかりしていて、柔らかいのだけれど不思議なハリを感じる素材感。

     

     

     使った生地は、1960年〜1970年ほどのスイス軍のヘリンボーン生地。デッドストックのヴィンテージ生地です。

     

     この生地はCIRCLE店主がふとした流れから、数十メートルだけ手にする機会があって、正直始めは何を作ろうかは二の次でこの素材の面白さで生地をストックした。

     

     それからしばらく経って、色々と考えた結果がジャケットを作る時にこれも一劼忘遒辰燭蕕っと、独特な面白さが出るだろうということで今回使って。

     

     生地幅も極端に狭いし(幅が80センチちょっとしかなかった)、生地の縮率などのデータもないし、表面に施されていた加工もシルケット系だけれど明らかなものでもない。

     

     試行錯誤で大江洋服店さんと話を詰めて、実現に至った。いろいろ、大変だったけれど。

     

     

     生地感は先の通りで、柔らかいのに独特はハリを感じる。

     

     薄いのか厚いのかわからなくなるような感覚だけれども、軽やかなでふわっとした空気を感じてもらえると思います。

     

     もちろん50年はゆうに前の生地なので、相応のいろいろがあります。

     

     こんな風に折りたたまれていた時の跡がくっきりついていたり……(巻かれていなくて、数十メートル分まさかの折りたたまれてストックされていた)

     

     

     それだけ前ですから、今みたいな基準の機械織りではない。

     

     なので織りキズだって当然のようにありますし……

     

     

     ムラだってもちろんあります。

     

     

     ボソっとした繊維感もあったりもする。

     

     でもそういった諸々も含めて、面白いと思っています。リアルな時を過ごしてきた生地。

     

     デッドストックとはいえ、その間に色々な場所で保管され、多くの気候を過ごし、短縮できない時を歩んできた生地。

     

     もうそういうのは、もはやロマンです。それ以外の何者でもない。

     

     なのでそういったムラや傷や生地そのものの個体差が苦手な方には、今回のジャケットは向きません。

     

     「できるだけムラや傷が少ないのを!」とかそういうのもアレもありません。基本、古い生地であるということを前提の上で、お愉しみいただけたらと思います。(もちろん、言うほどひどい状態のものはありませんけれど)

     

     

     パッと見ると顔はもう端正で、古い生地全開!と言う風には見えないと思う。

     

     でもよく見ると生地の風合いやパッカリングの具合や、もろもろが独特。

     

     

     襟はもちろんコンパクトにシックな空気。

     

     ノッチドラペルでいつでも着やすい。

     

     

     製品は全て、製作後にワンウォッシュをかけて、一度揉み込んで、またスチームをかけてシワを少しだけ伸ばしてます。

     

     出来上がった数の半数まではそれが終わったのでリリースになりました。残りの半分はもう少しだけ最終の時間がかかるけれど、まぁここ数日で終わるかな、と。

     

     

     ラペルにはもちろんホールが開いてます。

     

     

     逆側には当然のようにボタンがありますので。

     

     

     そりゃあかっこいいですよ、という襟立てでも着られます。

     

     

     この襟裏のステッチワークはもう、素晴らしいとしか言えない。

     

     ここまで細かくする必要は、衣類としての作りで言えばいらない。

     

     でもこうすることで美しい。ぐっと引き締まった感じにもなる。

     

     

     肩幅は他2種と同じように、くっと中に入った感じなのでキュッとスタイリッシュな感じです。

     

     ちなみに、実はブラックヘリンボーンとグレードリルとパターンそのものは一部を除き、ほぼ一辧

     

     でもその一部と生地のおかげで似ているのに、きちんと違うものになっています。

     

     

     ボディのふわっと少しゆとりあるAラインはもちろん。

     

     この昔のシックな空気あるAラインが欲しかった。

     

     今時じゃない、今時じゃないかもしれないけれど、でも美しい。

     

     

     前は三つボタン。そして微妙に弧を描くようなライン。

     

     ボタンは一番下は普段は留めなくて良いと思う。あくまでも、仕様のご案内なので留めてます。

     

     上二つ、あるいは真ん中だけ留めてがジャケットとして綺麗。

     

     

     ボタンはもちろん水牛角ボタン。ブラックではなくて、モカブラウン。この絶妙な色味が良い。

     

     

     左胸には緩やかなカーブのポケットを。

     

     

     右腹には小さめなフラップポケットと。

     

     

     腰部分に大きめのフラップポケット。

     

     

     逆側には腰部分の大きめポケット。

     

     

     ポケットの中は他2種類と同じく、生成りとグレーのヘリンボーン生地で。

     

     綺麗に合ってますねぇ。

     

     

     裾周りはこのふわぁっと広がるように弧を描くラインの素晴らしさ。

     

     そしてウォッシュをかけて生地収縮によって出るパッカリングの表情。

     

     ここが本当に大好き。

     

     

     ところで、この裾近くがこれまでの2種と異なります。

     

     他2種はクラシックなサックコートとして幾分着丈が現代のものより長めのスタイルだった。

     

     けれどこちらのスイス軍ヘリンボーンは、着丈はそれらよりも少し短め(2cmちょっとくらい)。

     

     これは実は始めイレギュラーで、予想よりもものすごくこのヘリンボーン生地の収縮が縦だけ以上にすごくて、サンプル段階で着丈に差が出ることに。

     

     もちろんそこで「じゃあ、こっちだけ着丈さらに伸ばしたパターンで作ろうか」ともできたわけだけれども、そのイレギュラーによる着丈の短さが、むしろある意味では現代的な着丈の長さになってくれていて、「いや、これはこれでむしろ良いか」と思った。

     

     古い生地を使って、古いシックなスタイルでありながら、現代的なフォルムが少し入る。

     

     そういうのも面白いし、他2種とまた違う形に見えてくれるからそれぞれの面白さも出るな、とあえてそのままに。

     

     なので、全体的な雰囲気は同じなのだけれど、着丈が明確に違います。

     

     

     また、裾周りのパッカリング具合が、始めこそあまり変わらないようにも見えるけれど、後々かなり変わります。

     

     このスイス軍生地の方がパッカリング的なシワ感が強烈に出て行きます。

     

     

     この裏に当てている部分の生地の向きが、他とは違うため。

     

     むしろこれは生地幅が本来の向きでは足りないから向きを変えて対応しているのだけれど、そのおかげ(そのせいとも言える)で縮み率が他と異なる感じで引っ張られるので、凸凹したパッカリングの見た目がよりしっかり出てくる。

     

     洗いを進んでいくとその差はもっとはっきりしていくかな、という。

     

     

     肩周りの動かしやすい程度のゆとりはもちろん。

     

     

     そして腕は太めです。ボワっと太すぎる感じではなく、クラシックなふっくら感のある太さ。

     

     これがまたジャケットの良い雰囲気を出してくれる。

     

     

     袖先までそれなりに太いです。

     

     ここは現代的じゃない。

     

     そして「着丈短いなら同じ方向のそで丈も短いのか?」と思われそうですが、そこは調節してます。パターン上このジャケットはノンウォッシュだと結構袖が長い。

     

     ワンウォッシュかかると通常の袖くらいになるようにしています。

     

     

     ボタンは二つ。もちろん水牛でモカブラウン。

     

     

     開きます。スタイルとして袖をまくって着るのもまた格好良い。

     

     

     前をあけて、中を見ていきましょう。

     

     背中の裏部分はポケットと同様の生成りとグレーのヘリンボーン生地。

     

     やはりこの生地も綺麗で、さっとジャケットを脱いだ時に見えても美しい。

     

     

     あえて脱いだ時にむしろ生地の表が見えるようにしてます。

     

     それはポケットも同様。

     

     

     基本、1枚生地のジャケットです。

     

     春秋にはアウターとして、冬にはさらに上にコートを羽織って。

     

     

     汎用性の高いジャケットになってくれていると思います。

     

     

     右内側にはポケット。

     

     そしてここにネーム系が全てまとまる。

     

     

     Circus of Happinessのネームも……

     

     

     大江洋服店さんのネームも……

     

     

     中にはユニオンチケットもチラリとして……

     

     

     ポケット内部には大江さんたちのサイン入りのタグと……

     

     

     さらに品質表示。

     

     サイズはこのタイプは0・1・2・3の4サイズです。

     

     サイズ0はXS相当、1がS相当、2がM相当、3がL相当です。それぞれちょっとだけゆとりあるくらいですが、中に着るものを考えると、基本その感じで合わせてもらえれば綺麗です。

     

     ピタっとタイト目がお好きな方はサイズ一つ下げても着られると思いますが、他2種と違ってこのタイプはそうすると着丈が少し短く感じるかもしれません。

     

     ま、最終的にはどんなスタイルで着たいかのお好みで合わせていただければ嬉しいです。

     

     

     左胸内側はシンプル。ポケットもありません。

     

     

     あ、そうそうこんな感じに織り傷が入ったりします、はい。

     

     それもまた、ヴィンテージ生地ならではの味。

     

     

     相変わらずこのジャケットも中はパイピングだらけです。

     

     ものすごい時間がかかる。さらに言えば、一着作るのにパイピングテープは15mもかかるから、普通じゃない。

     

     ここもグレーのヘリンボーンテープでパイピングしてます。

     

     

     ポケットは全てもちろんパイピングで作られている。

     

     

     これでもか!というくらいに。

     

     

     ボディ部分もつなぐ部分は縫って、割った部分もパイピング。

     

     

     大変すぎて、そりゃ1日一着縫えるか縫えないか、になってしまう。

     

     

     気がつくとあらゆるところがパイピングだもの。

     

     

     手間と時間をものすごくかけて、大江さんが作ってくださった。

     

     

     工賃というかお支払いしている仕事量は決して安くない。

     

     でも、それでも割に合わない仕事量だと思う、正直。

     

     

     後ろ姿はパッカリングがかなり出てる。

     

     生地の風合いがこれもまた素敵で。

     

     

     クリーニングとかでバシっとシワを全て取ってパリっと着るのも良いけれど。

     

     でも個人的には普通に洗って、干して軽くシワを伸ばしてくらいの洗いざらして着てもらいたいなぁと感じる。

     

     

     その方が、それぞれの生地の面白さがダイレクトに楽しめるはずだから。

     

     

     ブラックヘリンボーンとグレードリルにも負けない、良い雰囲気。

     

     

     特にこのタイプはやっぱり裾周りすごい。

     

     表情出すぎてるくらい出る。

     

     

     良いですね、生地はやっぱりそれぞれの違いが感じられてたのしい。

     

     

     たぶん、ブラックヘリンボーン、グレードリル、スイス軍ヘリンボーン、それぞれで好みは分かれると思う。

     

     スタイルと興味に合わせて、愉しんでもらいたいものです。

     

     

     まずは各サイズの半分が店頭には揃ってます。残り半分は順次。

     

     おやすみに入る前までには、全量揃うと思います。

     

     店頭にも、オンラインにも。

     

     

     また個性的な魅力ある、ジャケットです。

     

     価格は安くないけれど、でもこれでも相当頑張っている。なんせヴィンテージだもんで生地がヘタなウールより断然高い。そのあたりはご理解いただけたらなと思っています。

     

     ぜひブラックヘリンボーンのタイプグレードリルのタイプと合わせて、どうぞこちらもお愉しみ下さいませ。

     

     

     

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