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2016.11.07 Monday

KUON(クオン)のウール×浴衣古布・オーバーチェスターコートについて。

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     今日はパーラー江古田さんからビスコッティがしっかり入荷できて、お菓子も豊富なCIRCLE。

     

     店主はやりたいことが山ほどあって、食の世界もその一つに入っています。食に特化したお店をやってみたいのも一つあるけれど、でもやっぱりこう、様々なモノや文化がミックスしていくのが素敵だと思っているから、もっとCIRCLEを大きく出来る時がもし来たなら、お菓子とコーヒー以外の食品も何か面白いことがしてみたいのだよな、と思っています。

     

     よく「専門分野でないことに広げるのは良くない」なんて物販の世界では言われがちなのですが、店主個人としてはそういうわけでもないと思っています。

     

     まるでリンクしない事柄やモノで広げていくのは確かに良くないと思うのだけれど、どこかでしっかりリンクをしていったり、時間をかけてリンクをさせるように愉しいことを考えていけば、それはそれで一つの在り方になるのではないか、なんて。

     

     まぁいずれにしてもまだまだ遠いお話かもしれません。まずは今できることで、愉しみを生み出していけたらと感じています。

     

     さ、本日は2016年の秋冬、CIRCLEに入荷するアウターの最後の一つ。

     

     KUONさんが作り上げてくれたこのオーバーコート、問答無用に雰囲気あって素敵です。

     

     

     KUONの秋冬はコーデュロイブルゾンや襤褸パターンシャツや、もちろん裂き織りカーディガンや刺し子ジャケットなどいろいろでしたが、がつんと暖かくこれまた存在感のあるコートも作ってくれました。

     

     このコート、まるで海外映画のような美しさと良い空気感、あります。

     

     

     KUON(クオン) ウール×浴衣古布・オーバーチェスターコート ミックスブラウン ¥98,000+税

     

     ミックスブラウンのウールの色合いも美しい、オーバーコート。外套、という言い方もなんだかしっくりくるくらいに、雰囲気がにじみ出る。

     

     全体的にボワっとふわっと膨らむ大きめなフォルム。肩もわざと落とし気味なところまで広く(その分袖を短めにして裄丈としてはちょうどよくしている)、身幅もしっかりゆとりのあるがほっとしたAライン。

     

     長さもやや長めでしっかり。なんというかこう、スーツやジャケパン、もちろんカジュアルでもですが、上からバサっと羽織ってふらふらと街を放浪したくなる、そんなゆったり感。

     

     

     大きいのだけど、それはサイズがあっていなくて大きいとかいう感じはまるで出ない。

     

     むしろ、ちょと懐かしさも覚えたり、あるいはデザイン的に生地のゆらぎを強く感じることが出来たり、ただただ「このコートはこれが素敵だ」と思わせてくれるフォルムを持っています。

     

     もちろん、「ぴっちり細めが好きなんです!」という方にはまるで違う方向性になるのだけれど、この雰囲気と心地よさは、オーバーコートとしてもなかなか珍しいと思う。

     

     

     ニューヨークとかロンドン。寒い日に、なんなら雪が降ってたりしても良いかもしれない。

     

     せかせかしている感じではなくて、あくまでも大人のリズムで。下にはウールのジャケットを着たり、あるいは洒落た昔っぽいツイードのベスト(ウェストコート)を着たり。

     

     ボトムスにもウールのパンツを合わせて、もしかしたら履き込んだ良い感じのデニムかもしれない。

     

     ざっくりオーバーコートを楽に着込んで、少しボリュームのあるマフラーやストールなんかもしてみたりして。

     

     足元は短靴も良いし、ブーツも良い。それか履き込んで長いスタンスミスとかパラディウムなんかを履いて。

     

     そんな想像までしたくなる、この一枚で画が作れるコート。本当に、映画のワンシーンに出てきそうな感覚。

     

     もちろん、着方は様々なのでいろんな合わせが愉しいと思っているのだけど。

     

     

     身幅は広めです。Sサイズでもバストで61cmありますし、Mは64cmほどある。

     

     そこからさらにAラインで裾まで広がっていくから、なお広め。

     

     でもその広さが、このコートの空気をうまく作っていて、着ていて不思議なほどによく体に馴染む。

     

     

     デザイナーの石橋氏は、ジャケットやブルゾンももちろんうまいのだけれど、個人的にコートのパターンを引かせると、異常なほどに上手だと思っている。

     

     窮屈じゃなくゆとりがあるのに、ぶかぶかのダサい感じにならない。

     

     生地の流れやラインはとても綺麗なのに、リラックスして他にない雰囲気を出すことが出来る。

     

     

     一旦、KUONさんのコーディネートをまず。

     

     こんな風に、しっかりオーバーコート的に着ていただくコートです。

     

     ポケットに手を入れるのもサマになるし、もちろん前を閉めて歩くだけでも良い。

     

     中にはブルゾンも合ってますね。

     

     オーバーコートとして、正直あまり深く考えずにとりあえずがほっと羽織ってしまって良いコート。

     

     それだけで十分、勝手に良い感じになります、これは。

     

     

     さ、詳細に戻ります。

     

     素材のウールはしなやかで柔らかくて、ふっくらした質感のウール。

     

     テロっとした感じもあって、良い意味でのクタった風合いもはじめから出る。

     

     

     光の当たりによっていろいろ見えるけれど、全体的にはブラウンですが中には様々な色が混じってます。

     

     

     ベージュにグレーっぽいトーンに、ブラウンにイエローにオレンジ。

     

     いくつもの暖色的な色合いが混じり合ったミックスブラウンの色味が、良い。

     

     優しく暖かいイメージの中に、どこかこう強さがある。

     

     非常に風合い豊かなウールです。

     

     

     チェスターコートなので襟は開いていて。

     

     そしてしっかりとしたサイズのある襟で、オーバーコートとしての空気がじわじわ出てる。

     

     肩の位置もわざと広く落ち気味に取られています。その感じも着ると体にちょうどよくより沿って、心地よい。

     

     

     襟の大きさはきっと好みが分かれると思うけれど、このコートにはこの大きさがはまってる。

     

     

     そしてこの襟にまたポイントがあって、このコートはKUONらしさをまた出している。

     

     

     襟をぐっと立ててみると、その裏側には襤褸としての浴衣古布があしらわれます。

     

     ここは普段そうたくさん見える部分ではないけれど、ちょっと後ろ襟が上がった時や、あるいはあえて襟たてをした時に独特な存在感を放つ。

     

     

     この浴衣部分もサイズでまた異なって。こちらはSサイズの襟裏。

     

     

     そしてMサイズの襟裏はまた異なる柄であしらわれます。

     

     どちらも白系をベースに、紺や赤などがちょっとだけ入りアクセントに。

     

     この別素材感が面白い。ここであえて普通の藍襤褸を持ってくるのではなく、浴衣古布というのが愉しい。そしてコートからの色の見え方の良いポイントにもなりうる。

     

     

     襟にはホールがあいていて。

     

     

     当然ボタンもついているから。

     

     

     こうして着ることだって出来る。

     

     

     一気にコートの雰囲気はぐっと変わり、コレクションブランド的なコートに変わる。

     

     モードといっても差し支えない空気感にすることも出来る。

     

     

     もちろん、襟を寝かせたまま上まで閉じるだけ、も出来る。

     

     個人的に結構この感じ好きです。

     

     

     基本的にはこうしてボタンを二つとめて、襟を広めに開くスタイル。

     

     身幅の広がり感がよく出て、美しい。

     

     

     でもあえてちょっとクラシックにもう一つボタンを留めて、襟まわりを小さく開かせるのも素敵です。

     

     この辺りはもう、その時の気分で遊んで良いと思っています。

     

     

     このほっこり感。でもジェントルな感じもあって、大人のコートという雰囲気がする。

     

     

     ボタンはシンプルな黒です。

     

     このコートではボタンはどちらかというと脇役的な感覚。他部分のインパクトで十分強いコートですから。

     

     

     腰回りにはもちろんポケット。これが結構大きめに奥まで広がるので便利。

     

     

     もちろん、両サイドに。

     

     

     中は入り口数センチは同じくウールでさらに中がコットン裏地。

     

     結構奥まで広いので、手はすっぽり手首までズボっと入ります。

     

     モノを入れるだけでなく、ハンドウォーマーとしての活躍がかなり大きいと思います。

     

     

     そして今度は下の方へ。

     

     裾の部分はふわっと広がるだけではなくて、さらに一味が追加されています。

     

     

     のっぺりしてしまうとこの長さのコートの場合、野暮ったくなる。そこにポイントを。

     

     ちなみに着丈はSで95センチ、Mで98cmあります。

     

     レディス的なロング!というほどではないにせよ、そこそこ長めです。

     

     

     ダイヤ柄に見えるようなステッチを裾全体に大きめにあしらってます。

     

     こうすることで生地の表情にも変化が生まれますし、また適度に裾部分にハリが加わるので、ボトムまで生地がストンと落ちやすくなる。

     

     

     そして何より、見栄えがまた一味ついて良くなるという。

     

     あるとないでは、引きで見た時の印象がまるで違うはずです。

     

     のっぺりしすぎず、しっかりとポイントや陰影を設けることで、このオーバーコートのバランスが良くなっている。

     

     

     ちょっと内側に目をやりましょう。

     

     中は裏地がしっかりあって、グレーのヘリンボーンコットン。

     

     

     これもそこそこ厚さはあるので、防寒的にも安心感あります。

     

     

     そして袖部分は同じくグレーのキュプラで裏地。

     

     

     また内ポケットももちろん付いています。

     

     

     左右どちらにも。

     

     

     裏地は裾の方までびっしりしっかり総裏なので、ご安心を。

     

     見栄えが良いだけじゃありません、ちゃんと着て暖かい。

     

     

     袖の太さはもちろん中に着込める余裕はありますが、身幅の感じに比べると通常の細さ。

     

     ここまでドカンと太くすると、それこそただの昔のコートになってしまう。そういう塩梅も程よい。

     

     

     腕部分は裏地がキュプラなのでなお柔らかくて、腕を通すとクタり加減が気持ちいいです。

     

     

     先まで来て、特にボタンやベルトはありません。

     

     ですが。

     

     

     袖先のある程度の部分は、こちらも襟裏と同様の浴衣古布があしらわれてます。

     

     首元だけでなくて、袖先にもKUONの真髄。

     

     

     なので、どうぞ袖は少しこう折り曲げて着るのがおすすめです。

     

     ちなみに肩が広い分、通常のコートよりも袖の長さはちょっとだけ短くされています。

     

     それでも折り曲げられるくらいの感じはあるので、こうして見える方が素敵ですね。

     

     

     難しいことは考えずに、ただ着たい。

     

     オーバーコートを着るという愉しみを、しっかり味わわせてくれます。

     

     

     後ろ姿を見れば、そのフォルムの良さがわかる。

     

     身幅も広く、裾も広い、でも形がとても綺麗に裾まで流れているのが見えると思います。

     

     

     着込んでもっともっとウールがクタってくると、すっごく雰囲気増して良いだろうなぁと。

     

     

     マフラーやストールは素材感出ているものもアリですし、上品な質感のものでも合ってくれるはず。

     

     

     腰を絞ったりなどするパーツはありません。

     

     もう男らしくドカーンとこれは、そのままガホっと着るコートです。

     

     

     裾のステッチたちは後ろ側にも続いてます。これは大切。

     

     

     ウールの質感がまず良いから、単純に普通にそれだけでも良いコートです。

     

     

     センターベントになってるので、動きやすく。

     

     

     細かい部分が全体の印象をまた変化させる、素敵な例だと思う。

     

     

     ぜひ生地を揺らしながら、愉しんでほしいものです。

     

     

     昨日の1sinさんのコートと、ふんわり感という意味では同じような立ち位置にいるけれど、それぞれまるで違う魅力を持っている。

     

     

     どんなスタイルでコートを着るかで、お好みが分かれそうですね。

     

     

     今一度、スタイルも。

     

     ただただ、かっこいいコートです。

     

     あ、中にハイネックのちょっと編み目がしっかりしたニットとかも綺麗だなぁ、たぶん。洒落てる。

     

     

     秋冬最後のコートは、ふさわしい存在感ある一枚。

     

     どうぞ、お愉しみくださいませ。

     

     

     

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