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2015.10.06 Tuesday

ル・ボナーの残心シリーズ、長札入れと名刺入れの待望の入荷について。

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     地味な腹痛はまだ残っているものの、ようやくまともに動けるようになったので、ばりばりもりもりと今日は頑張っていました。

     それでも妙に遅くなってしまって、もっと仕事の能率を上げなければいけないなぁと、健康問題のみならず仕事のスタンスそのものも反省しつつ。

     でも、中途半端にご案内するのがどうにも嫌だったので、結局はやりたいところまでは全てできました。更新が遅くなりましたけれど、ご容赦くださいませね。

     今月は頭からルボナーさんの製品の入荷が続きます、ラッシュです、まさに。

     そして今回は長くお待たせしてしまっておりました、それこそ文字通り「待望」の残心シリーズの長札入れと名刺入れ、入荷いたしました。

     色数も革種も多いのでとっても面白い。なかなかに頑張りました、きっと愉しんでいただけるはずと思っています。
     

     残心シリーズといえば、ル・ボナーさんの生み出す小物の中でもとりわけコンセプチュアルで、便利さを絵に描いたような小物たち。

     薄く薄く漉いた2枚の革を張り合わせ、ぎゅっと圧着する。そうすると元々1枚の革だったかのように綺麗にくっつきます。(単純に言っていますが、この圧着の加減が一番難しく大変な部分なのですけれども。)

     そうすると、革としては薄くしなやかで柔らかいのに、強度は同じ厚さの1枚革よりも強くなる。

     そんな状態の皮革を用いることで、なおかつ機能性に特化したシンプルな構造にすることによって、なるべく軽く薄く、軽快に使える小物を目指した残心シリーズ。



     中でも、今年の始め頃にそれこそ3年ぶりくらいに珍しく製作をしてくださった長札入れは、それはもうシンプルで潔かった。

     再製作がされて喜んだのもつかの間、あっと言う間にボナーさんでもCIRCLEでも在庫はなくなってしまって、想像以上の驚きだったのも思えば冬の頃でした。

     それから長く様々な方面からお声がけをいただき、再製作をお待ちいただいておりました。



     秋の頃になって出来上がってきた長札入れは、やっぱり素敵で、カラーバリエーションもさらに豊富になることで、なんだかパワーアップして届きました。

     革の種類はドイツはペリンガー社の美しいボックスカーフであるクリスペルカーフ、漆を用いた国産革の期待の星クロザンカク、そしてボナーさんではおなじみのカラフルなシュランケンカーフ、です。



     それぞれの素材ごとに質感も微妙に変わりますが、総じて感じられるのはその薄さと軽さ。

     ジャケットの内ポケットに入れたり、バッグのすっと隙間に入れたり、とにかく場所を選ばずスマートにお札と最低限のカードを持ち運べる。

     具体的な機能性は、ぜひ過去のこちらのブログをご参照いただければと思いますけれども、やっぱり便利なのです。ボナーさんらしい薄型財布というイメージがあって、店主は個人的にも好きなかたち。



     ル・ボナー 残心長札入れ シュランケンカーフ ¥12,000+税

     それでは素材ごとにバリエーションもご案内です。

     シュランケンカーフ製ではバイオレットとなんとミコノスがラインナップに。これが、あまりに意外で驚きましたが。

     トープも一つだけ入荷してきたのですけれども、ブログの画像などを撮る前に旅立って行ってしまいました。たまたま少ない数で入荷していたので、在庫切れになってます、すみません。



     バイオレットは落ち着いた風合いと洒落感が同居しているので、残心長札入れのイメージによく合う。

     長札入れにバイレットがのると、どことなく茶色っぽく見えるニュアンスが強くなる気がします。

     紫で入るステッチの面積がバッグや他小物より少なくなるから、かもしれませんが、より落ち着いた大人の風合いが強く出てます。



     そして、意外だったミコノス。届く前は華やかなブルーがどう出るか、期待半分ドキドキ半分でしたが、届いてみるとなんのその、純粋に綺麗な長札入れに仕上がっていて素敵だった。

     シュランケンカーフの定番ブルーであるジーンブルーよりも、青みが深く濃い水色のミコノス。

     この独特な青みはなぜか心を奪われる。華やかだけれど、奥深い滋味があるといいますか。

     ビジネスシーンではお使いいただける方とそうでない方、分かれるとは思います。けれど、使える方やカジュアルシーンでもお使いくださる場合には、とっても良い色です。



     ル・ボナー 残心長札入れ クロザンカク ¥15,000+税

     お次に、国産革の中でも珍しい存在である、漆を表面に擦り込んだ素敵な風合いのクロザンカク。

     この渋い顔は他の皮革ではまず出ない、独特な表情。

     和の趣ももちろん感じさせてくれる部分はありますが、革としての魅力が単純に溢れる。



     ブラックはまさに漆そのもの、という奥深い黒。

     表面のつぶつぶした漆部分の光沢は、使い込むことで少しずつ擦れたりして落ち着いた輝きに変わる。

     それでいて、革のベース部分は徐々に潤いのある艶が生まれるので、ちょうどこなれたしっとりした光沢感に育つ。

     色変化はありませんが、風合いの変化は楽しんでいただけるカラー。



     ダークブラウンは、色の変化もそこに加わります。

     茶系の色の深みやムラが徐々に変わり、光沢感ももちろん同様に。

     こちらはこちらでぐっと渋い雰囲気に育つので、愉しい。



     ル・ボナー 残心長札入れ クリスペルカーフ ¥15,000+税
                  クリスペルカーフ2 ¥15,000+税(トープ・ブルー)


     そして、長札入れではまずこの素材は欠かせないと個人的には思っている、クリスペルカーフ。

     クリスペルカーフの持つ上質な光沢感、スムースな肌さわり、そしてほどよくもちっと変化していく風合い。スマートなこの長札入れには、素晴らしいマッチングだと勝手に思っているのです。
     擦り傷などはつきやすく、ある意味ではデリケートな革ではありますが、その部分も含めて使い込んでいくことでまた愛着もひとしおのはず。

     これまではブラック、ダークブラウンだけでしたが、今回はそこに新色としてブルーとトープが加わりました。



     まずはもちろん、ブラック。しゅっと引き締まった風合いのブラックは間違いなくかっこいい。

     色の変化などはありませんけれども、その分しっとりと潤いのある表情には変わります。



     ダークブラウンは大人の落ち着きと共に、ほどよく明るさもある。

     濃い目の色合いではありますが、しっかりと茶色らしさは醸し出してくれますので、洋服の相性も合わせやすい。



     新色のブルー。当初はネイビーが作られると思っていたのですが、ブルーでした。

     届いてみるとそのブルーは明るく綺麗な青みはありつつ、深い落ち着きがあるブルーでかなり洒落た色でした。

     これは男女共に使える、思っていたよりも良いブルー。どことなく、少しだけ使った後の状態のブッテーロのブルーに近い感じがします、色合いに関して言えば。



     そして、最後にクリスペルカーフでも登場となった、トープ。

     この辺りのクリスペルカーフの新色は、去年の後半にようやくペリンガー社から発表されたもので、ボナーさんでも使うのは初。

     トープはシュランケンカーフのトープよりも、ちょっとだけ色合いが濃いようにも感じますが、シボ感があまりないからそう感じるのかもしれません。

     上品なグレージュはクリスペルでも変わらぬ良さです。



     内部のつくりは以前と基本的には同様です。

     革の色味がわずかに赤茶っぽく濃くなりましたが、柔らかな風合いと使い勝手は変わらず。



     カードスリットももちろん3つあいていますので、最低限のカードは十分持ち歩ける。



     そしてこの薄さですから……これはもうすごい。無論、中に入れる量にもよりますけれども、ジャケットや衣服に対する干渉は極めて少なくできるはず。

     バッグで持ち歩くにせよ、すごくラクに持ち歩ける。また、和服でもすごく便利というお話をお客様から頂きました、確かに和服の時にはなるべく軽く薄いお財布が良いですものね。



     長さはきちんと長財布としての分はあるので、スマートですが存在感はあります。

     革の変化、味わいの醍醐味は感じられますので、ご安心を。



     ひとまず、ずらっと並びました。

     すでに在庫が少なくなっていたりするカラーもありますが、まだ随時在庫を補充してまいりたいと思っておりますので、オンラインショップ含めて在庫が気になる際には、遠慮なくお声がけください。



     どの素材にもそれぞれの良さがあって、迷いますけれど。



     逆に言えば、どの素材でもきっと満足して楽しめそうな気配が強くあるということ。素敵ですね。



     さて、さらに長札入れだけでなく、同時に名刺入れも仕上がりました。

     こちらも、長らく在庫がなくおまたせしておりましたが、こちらもドドンとカラーラインナップがパワーアップして入荷となりました!



     クリスペルカーフはもちろん、新色のブルーとトープも加わりました。

     が、なんと色々なズレがあったのが、ブラックだけが仕上がりなしという(笑)。

     ブラックのお待ちいただいているお客様、すみません、もうしばし次の仕上がりまで……何卒。



     クロザンカクはどちらもしっかりと。

     今回は仕上がりはクロザンカクは一層薄く軽やかな感じがします。



     そしてシュランケンカーフ。ここが待ってました!という驚きに。

     これまではバイオレット、ライムグリーン、ジーンブルー、オレンジ、トープと5色の展開でしたが。

     今回はなんとベーシックカラーであるブラックとネイビーが!

     まさか作ってくださっているとは……仕上がり色を聞いた時に驚いて。



     いえ、もちろん、これまでの定番5色も素敵で綺麗なのです。

     それぞれのカラーで使いやすく、愉しみもあって、今回の上がりで色が揃って嬉しい。



     でもやっぱり、ブラックとネイビーがあると、なんだか名刺入れは安心します(笑)。

     ビジネスシーンではどうしても濃い色でないと!という方もいらっしゃると思うので。



     ところで、画像を見て「黒とネイビー、黒とネイビー……?」とどことなく疑問に思われた方もいらっしゃるやも。

     というのも、今回の黒とネイビー、正直なところ普通に室内や光の弱いところでは、まず間違いなく見分けはつきません。

     こうして並べて、さらに太陽光のしっかり当たる具合にすればなんとか、というくらい。

     シュランケンカーフのネイビーの色濃さを今回はものすごく感じます。

     あ、ちなみに左がネイビーで右がブラックです。これ、遠目で当てられる方がいらしたらものすごい視力だと思います、色の。



     今回はステッチの色も、いずれも濃い目のネイビーブルーで入っているため、ステッチでも区別がほぼつきません。

     店頭にてわからなくなった際はどうぞお声がけください。

     ゆっくり、よーく光に当てながら見ると、ネイビーはやっぱりネイビーです。



     ともあれ、つくりの基本はこれまで通りです。機能の詳細はどうぞ過去のブログもご参照を。

     名刺入れも長札入れと同じ内装革の色になりましたね、ちょっとだけ濃い赤茶っぽい色合い。



     すっと挟み込むように名刺やカードを入れます。

     上の部分にもわずかにステッチが入っているので、そこで抑えられるから逆さにしても名刺は飛び出しません。



     こちら側は、あおりのようにポケット1室と、逆側と同じポケット1つの2室。



     そしてカードスリットももちろんついています。



     コンパクトで軽く、便利な名刺入れです。

     でもしっかり詰め込むと30枚弱は入ったりします。

     薄くスマートに使う方がこの名刺入れらしい良さはあると思いますが、とはいえたっぷり使う方でもある程度は対応可能です。

     より具体的な詳細はどうぞこちらにて。



     ル・ボナー 残心名刺入れ シュランケンカーフ 明色系 ¥8,000+税
                            濃色系 ¥8,000+税


     店頭ではちょっと色合いを感じられる風に展開してます。

     オンラインショップでは、さすがに明るい色と濃い色でちょっとページをわけました。



     ル・ボナー 残心名刺入れ(カードケース) クリスペルカーフ ¥9,000+税

     クリスペルカーフはブラックだけありませんが、他3色は揃ってます。

     新しいカラーもぜひ楽しんでいただきたいところです。



     ル・ボナー 残心名刺入れ クロザンカク ¥9,000+税

     そして、なぜかCIRCLEでは名刺入れでダントツに人気なクロザンカク。

     こちらもしっかりブラック、ダークブラウンと揃いました。



     色々な素材、カラーで名刺入れも愉しんでいただけたら、と思います。

     ちょっと今日は、長くなりすぎましたね。

     秋は革が愉しくなる季節。店頭もそんな風になっています。ぜひ、どうぞ。



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