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2015.03.17 Tuesday

JOIE INFINIE DESIGNのリプロダクト壁掛け時計と、かわいい砂時計について。

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     何か一つを特別にということではなく、様々な愉しみを常に考えて大切にしていきたいなぁと思っているCIRCLE。

     ずっと想いはオープンより変わらず続いてきて、多くのお客様に「変わった店だよねぇ」なんて呆れられたりもして。

     けれど、と思うのです。毎日の生活は何か一つの塊で出来ているわけではなくて。あまりにもたくさんの出来事や動きや、モノやいろいろによって成り立っていて。

     それであれば、生活のいろいろなところに、少しずつの愉しみを見出せたとしたら。それはきっと、一つの大きな愉しみを見出すだけよりもきっと、さらにさらに毎日を充実した幸せな生活として過ごすことができるのではないか、とそんな風に思うCIRCLE。

     というわけで、1周年を目指して制作しているものもまだ色々と。

     去年からずっと「こういう時計も愉しいと思うのですよ」と始めたかったこと。一部のお客様はちらっと聞いたこともあるやもしれませんが。

     素敵な具合で仕上げてもらうことができた、JOIE INFINIE DESIGNさんよりの時計。やっぱり面白いのです、はい。
     

     現代において時計は、「時を刻んで知らせるもの」という単なる道具としての側面というよりは、たぶんですが「時を刻みながら、その動きや空気、あるいは時計そのもの」を愉しむためのモノ、になったのだと思います。

     時間を知るだけでよければ、随分と恵まれた日本ですから街にいる限りは、そこかしこで時間を知ることができます。時計は巷にあふれるだけでなく、もっとパーソナルに溶け込むようになり、もはや携帯電話やスマートフォンで十分という方もいらっしゃるのやも。

     なおそれでも、腕時計をはじめとした時計が愛されるのは、そこに愉しみがあるからに他ならないと感じています。

     そんな意味合いにおいて、ただの道具としてではなく、ある種のアクセサリーとして、そしてまた時の経過を愉しむものとして、CIRCLEではJOIE INFINIE DESIGNさんにはいつもいろいろな時計をお願いしています。



     そんな中でずっと思っていたことは。

     時計として毎日に愉しみを感じられるのは、腕時計だけではないだろうな、ということ。

     置き時計も掛け時計も、日々の家の生活ではむしろ、そちらの方が当たり前の時計、だと思うのです。



     それであれば、CIRCLEでももっと広い時の愉しみを、JOIE INFINIE DESIGNさんに協力をしてもらって、生み出していきたい。

     1周年はそのスタートとすることにしました。



     いつもいつも展開できるわけではないけれど、素敵な雰囲気で出来上がった時には、きっと腕時計とも異なるよさを感じていただけるのでは、と思います。

     そういう時計をご案内していけたら、と。



     そしてそこには、また一つ一つのモノとの出会いがあり、特別な日々になるような気がしています。

     さて、ご紹介してまいります。ちょっと、今日は長めです。



     JOIE INFINIE DESIGNさんではもともと、多くではありませんが、一風変わった壁掛け時計を制作しています。

     今はもう見ることのない、アンティークの時計の文字盤を元にして、針やクォーツの機械を組んで、今日常で使える時計として愉しむ、言うなれば「リプロダクト」の時計たち。

     アンティークの時計そのものももちろん素敵ですし、直して良い状態で使い続けられるものはそうあってほしいと思いますが、そうではなくもう限界がくるものもある。
     それでも、文字盤はその時代の空気を確かに纏いながら、さらに時の経過をその面に刻みながら、素敵な風合いになってくれている。

     それならば、その風合いを活かして今も時計として味わっていただこうという。



     CIRCLEはそんな時計も素敵だなと話していて、ずっと展開ができる時を探していました。

     そして、「これぞ!」と思える文字盤たちに出会えることも待ち続けて。

     1周年のことを昨年考えていた頃には、面白い文字盤に数個出会えて、できたこと。

     気軽に使える、アンティーク然とした壁掛け時計です、無論、一点物になってまいりますので、あしからず。



     JOIE INFINIE DESIGN リプロダクト壁掛け時計 ホーロー文字盤 ¥15,000+税

     まずは、ホーローの持つ独特な白さと質感、そして時代を経過してきた顔をしっかりと持つタイプ。

     アラビア数字でわかりやすく、洗練されたデザインは古い文字盤とは思えないくらいに洒落ています。



     もちろん傷なども多くついていますが、盤面としての見易さはしっかりと。

     そこにJOIE INFINIE DESIGNさんがオリジナルで作った針をあしらっています。



     一目見て、素敵な盤面だと感じたわけですが、よくよく見るとドイツブランドであるJUNGHANS(ユンハンス)のものでした。

     「わ、これユンハンスですねー」なんて言いながら、即リプロダクトしてもらうことに決まって。

     ユンハンスはドイツ最大の時計メーカーであり、途中にいろいろとありつつも、1861年の創業から考えると150年は続く老舗なわけで。今はバウハウス的なデザインとしてマックス・ビルのデザインの時計などで人気は相変わらずありますけれども。

     そんなバウハウスが設立されてからどうこうなる前か、あるいはちょうどそれくらいの時のユンハンス、壁掛け振子時計用の文字盤のようで。

     JOIE INFINIE DESIGNさんではアンティーク文字盤として手にしていたので年代などは不明ということでしたが、せっかくなのでもろもろとCIRCLEにて調べて、およそ1910年〜1920年過ぎくらい、日本でいう大正時代くらいのころ。
     その頃のユンハンスの掛け時計にほぼ同じデザインの数字やロゴの時計があったので、その頃のものかな、という。随分、年季入ってますね、そうなると。



     その頃からこんな風に洗練されたデザインというのが、驚きしかない。

     現代でポン!と出てきても、なんらおかしくないような雰囲気があります。

     でも、全体から醸し出される空気はやっぱりどこか昔っぽい、ほどよく掠れたようなニュアンスがあって。



     ホーローの文字盤も一部は傷みもあるけれど、それも含めてアンティーク文字盤としての面白さ。



     針は、ちょっと太めのこれまた少し古めかしいスタイルの針を、過去にオリジナルで制作したものをしてつけてくれています。

     アンティーク加工も施し、馴染んだ風合い。

     ドイツ時計でレールの文字盤なら淵まで針がこなくちゃ〜なんて感じる方もいらっしゃるやもしれませんが、むしろ短い昔のイメージも湧く針だったので、このバランスも素敵だな、と感じています。余白のあるデザインがむしろ綺麗にも感じられて。



     裏側はものすごいシンプルに、トンとクォーツの機械がつきます。セイコーさんのものですかね。

     単三電池で動く仕様ですので、家の壁掛け時計として気軽に使えます。



     もちろん、ひっかけるためのフックもついていますので、こちらをつかっていただいて。

     ちょっとしたネジやクギでも、あるいはコマンドフックのようなものでも大丈夫です。



     JOIE INFINIE DESIGN リプロダクト壁掛け時計 真鍮文字盤 ¥15,000+税

     次に、存在感が一段とある真鍮文字盤のタイプを。

     大きさは先ほどのユンハンスものよりも少し大き目くらい。真鍮の妖しい輝きがなんとも美しい。



     汚れは綺麗にしていますが、余計な研磨などはかけられておらず、数字などもそのまま。

     なので、むしろ数字が一部削れてたり、当時かた使われていった雰囲気がまるまる残っています。



     こちらはロシア、というよりも旧ソビエト連邦時代の文字盤のよう。

     1950年代のアンティークということでした。さすがにこの辺りはなかなかこれ以上に調べようもない部分ですが。

     このロシア系の独特の文字がまた、洒落ている。



     こちらも本来は大きな枠に入りながら、壁掛け時計の文字盤としてついていたものなはず。

     表に見える部分と、取り付けるための淵の部分で雰囲気がまた変わります。



     そしてこのタイプには、針も同じく1950年代のアンティーク針を使ってくれています。

     針はロシア系ではなくアメリカのものだそうですが、ここまでぴったり雰囲気が合うのは何故なのか。年代ってすごいですね。



     この針を見ているだけでも、すでに味わいがあって美しい。

     今の時計ではまず感じることのできない、愉しみ。でもそれを気軽に日常で使える、嬉しさといいますか。



     あまりにも雰囲気の良い時計だと感じています。

     もはや、オブジェとして存在しているだけでも良いくらいに。



     でももちろん、クォーツがついていますので、実用できます。

     部屋にこんなのがかかってたら、そうとうかっこいいだろうな、とイメージ。



     JOIE INFINIE DESIGN リプロダクト壁掛け時計 紙文字盤 ¥10,000+税

     そして最後に、小ぶりなタイプでも素敵なものが一つ。こちらは厚手の紙文字盤のタイプ。

     大きさからすると元は壁かけというよりも、おそらくは置き時計だったのなというくらいの小ささ。それでも現代では十分に掛け時計としてスタイリッシュに使える。

     この文字盤デザインの構成は、今ではまず見ない。そしてやろうとしてもコスト的にまぁやれないだろうなぁ、という完成度。



     素材は紙ですがやわなペラペラしたものではなくて、結構硬いのです。

     がしっとしていて、極端な汚れはありません。

     紙文字盤の候補はいくつもあったのですが、その中で異彩を放っていたのです。それくらいにデザインが特徴的でした。



     この窓のように数字の周りを黒く囲って、中の数字が際立つ。

     さらにはその周りを金のエンボスでさらに装飾的に。こんな文字盤、まず日本では作りませんもの。



     こちらも旧ソビエト系の文字盤のようで。

     4jewelsと書いているのはもちろん、これが本来の時計の頃だったムーブメントが4石だったというわけで。リプロダクトされてクォーツがついているので、今は違います。



     そして針はこれも過去にJOIE INFINIE DESIGNさんが制作したものから、存在感が負けないものを選んで。

     針にもやや金のように光るニュアンスが入っていて、非常によく合う。



     この絶妙な文字盤デザインに対して、ぴったり合う針はなかなか珍しいような。

     元は、どんな針だったのかむしろ想像ができなくなるくらい、こんな感じだったのかぁなんて思ってしまいます。



     そして無論、裏には機械が。

     しっかりと壁掛けして楽しめます。

     と、こんな風にリプロダクト時計は3種類を用意いたしました、どれも一点ものにはなってしまうので、すみません。

     これからもリプロダクト時計は時折制作をお願いしたいと思いますが、素敵な文字盤に運良く出会えた時、という具合にしたいなと思っています。なかなか、難しいのですよね、実際。



     ぜひ、ご覧いただければと思っています。こちらも21日(祝)より店頭にもちろん並びます。

     オンラインでも22日にはと思いつつも、やはり結構な数の製品になるので、時間のズレは出ると思います。

     ご遠方の方でご興味ある際には、お電話などでもどうぞお問い合わせくださいませね。



     さ、そしてもう一つの異なる時計たち。

     時計、というよりももはやオブジェと行った方が良いのですけれど、でもでも時計。



     JOIE INFINIE DESIGN アイアン台・砂時計 ¥2,500+税

     アイアンの塊を土台として、そこからぐにぐにと細い支えが形作り、小さなビンをささえるように作られた、可愛い砂時計。

     砂時計って基本的にはよく見るあのまるごとひっくり返して……というのが普通だと思いますが、異なるアプローチでのオブジェ時計。

     これがまた、なんだか心くすぐる可愛さがあるのです、はい。



     土台は結構どっしりとしていて、そこから細いアイアンが伸びていくのです。

     ランダムにうにうにと伸びていって、まるで工場の配管のごとく。



     そして先の部分はくにっと曲がっていて、砂時計のくぶれ部分がちょうどひっかけられるようになっているのです。

     なんだか不思議な構造ですが、それが面白い。



     土台の大きさはそれぞれで異なって、背の低い土台も。



     その分、背を高くアイアンが伸びたりもして。



     やっぱりぐいっとくびれをつかみます。



     今回は全体の高さが異なる3種類を揃えました。

     大・中・小みたいなそんなイメージにて。



     普通に曲げようとぐいぐいしても、もちろんそう簡単には曲がりませんので、強度も大丈夫。



     ただし、砂時計部分はもちろん割れ物ですので、そこはちょっとだけ気をつけてもらうとして…。



     アームからスライドさせて容器を外し、ひっくり返してまたはめるようにして、砂を落とします。

     サラサラーっと落ちていきますが、この時に砂の重さで重心が結構変わるので、砂時計自体が始めは斜めになったりもします。

     そこから砂が落ちていくことでくくくっとまっすぐになっていて、という不思議な感じ。

     もちろん、うまいこと砂が重心ぴったりに落ちていくと初めからまっすぐですが。



     砂の落ちる時間はもちろんだいたい、です。

     けれど、何か実用的に愉しめる方がCIRCLEとしては良いのだよね、と思いおよそ3分をはかれるようにしてもらいました。



     個体差が若干あって、2分40秒くらいから3分の間くらいでそれぞれの砂は落ちていきます。

     くびれをはめ込んだ時の角度とか、たぶん湿度とかにも左右されるとは思いますが、概ね。

     ですので、ビンを外した後に、「ひっくり返てビンを取り付けて、砂が全部落ちるまで」という時間を考えると、ほぼ3分という具合です、はい。



     ものすごい正確な時間が必要な時はだめですが、それこそカップラーメン的な3分としては十分に使ってもらえるかな、と。

     それ以前に、「砂の落ちる動きをオブジェとして、時間の流れを豊かに愉しむ」というのがそもそもの砂時計的な味わいとは思うのですが、でも使いたいので、やっぱり(笑)。



     きっと、置いているだけでも可愛いのですけれども。

     一般的な砂時計とはまた異なる、JOIE INFINIE DESIGNさんらしい砂時計です。



     お部屋のお供として、愉しんでもらえればなと思います。



     ところで、忘れてましたがリプロダクトの壁掛け時計は、こういった具合に箱に入ります。



     それぞれには文字盤の国や年代、針のことが手書きにて。

     これは、真鍮バージョンのものですね。



     そしてこちらはホーローバージョンのもの。ドイツで年代不明、となっていますが、細かくは初めのホーロー時計に書いた通りです。だいたい、80〜90年以上は前かなというところ。



     こちらが紙バージョンのための箱。

     しっかりとプロダクトとして素敵に出来た壁掛けたちです。


     壁掛け時計も砂時計も、腕時計とは異なる感覚で時間をまた味わっていただけると思います。

     制作できてよかったな、個性ある子達。ぜひ見てあげてくださいね。

     そして、JOIE INFINIE DESIGNさんにはもう一つだけ、これはもうかなりのとっておきを実はお願いしています。

     間に合うかな、というのが微妙なところですが…どうなるでしょうか、うむうむ。



     CIRCLE
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