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2015.02.10 Tuesday

ACAMALのアーティスティックな特殊なバッグたちについて。

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     革に漆を施したり、藍染をしてみたり、ともすれば日本の伝統的な技法を用いて現代的な雑貨を作ってみたり……。

     そんな風に革を交えながら、とにかく独創的にアーティスティックなものづくりをする、ACAMAL。

     デザイナーの長谷川まゆみ氏は、もはやデザイナーという感じでもなく、アーティストなのかなと思うほど。

     そんな長谷川氏が昨日店頭に訪れ、色々と話しているうちに、店頭に1点もので製作をしたバッグたちがズラっと並ぶという、いつの間にか決まったACAMALのバッグフェアのような状態。

     革の見栄えや形ももちろんですが、機能的にも通常のバッグとは違うものが多かったりと、長谷川氏らしい取り組み。

     ちょっと点数が多いですが、ずらっとご案内してまいります。

     

     全部で9種類のバッグがきました。全て形は似ていますが、幾つかは微妙にサイズ感が違ったりもします。

     そして、全て用いられている革は異なり、一部には長谷川氏が直接ドローイングを施して仕立てたものも。

     さらに、幾つかは内側がシャンタン生地で通常のハンドバッグ然としたものですが、幾つかは内装がいわゆる保冷バッグ的な、断熱素材仕様になっています。

     ということで、通常のバッグとしてのものと、いわば「ワインバッグ」の様相のものとありますが、色々とご覧いただくことになりました。ちょっと、面白い取り組み。

     呼び名が統一されている方がわかりやすいので、中が生地のものも断熱素材のものも、いずれも「ワインバッグ」と呼ばせてもらおうと思います。



     これだけ並ぶとね、それだけでなかなか壮観なわけですけれども。

     大きさは幅が34cm、縦が17cmほど、そしてマチが広くて16cmくらい。

     横から見ると三角形のような形状をした、どしっとしたハンドバッグたち。

     ワインボトルだと交互にして2本入るかな、というくらいのサイズ感。



     そしてもう二つ。こちらはほんの少し縦が小さめになったようなサイズです。

     基本的な構造はどちらも一緒です。



     ACAMAL ワインバッグ(内シャンタン生地) クロコ型押し キャメル ¥27,000+税

     まずはクロコダイルの型押しが施された、薄めのキャメル色。

     全体の形にこの型押しは、ほどよく表情が出るので合いますね。



     表面はやや艶があるように加工されています。ギラギラというほどではありませんが、かちっとした光沢感があります。



     表から底、そして裏側へと大きく一枚の革で作られています、妙に贅沢なつくり。

     底鋲は四隅についていますので、直置きも大丈夫。



     横から見ると、こんな風に三角形に閉まるのです。なかなか見ない、変わった形。

     今は中身が入っていないのできゅっとなっていますが、中が入って膨らむともう少し全体に丸みが出る具合。



     このタイプは中がシャンタン生地なので、保冷断熱の機能はありません。その代わり、通常のバッグとして使いやすいかも。

     落ち着いたシルバーの色味で、上品な生地感。

     口の部分は3つの大きめなマグネットで開閉できますので、ぴったりしまります。結構しっかりと強いマグネットなので、ふいに開いてしまうことはなさそう。



     中は非常にシンプルにメインスペースの他は、片面に大き目のポケットが1室。

     シンプルがゆえに、使い勝手は自由度高く収納していただく仕様。



     ACAMAL ワインバッグ(内断熱保冷素材) ハンドペイントチェック ¥54,000+税

     こちらは、長谷川氏がプレーンな状態の皮革に上に、全て手描きにて一つずつハンドペイントを施したタイプ。

     ヴィヴィッドなピンクとホワイト、そしてブラックがラフにチェック柄になっています。

     このチェックの感じは、アーティスティックな具合として店主好み。やっぱり、デザイナーというかアーティストですね、長谷川氏は。



     ハンドペイントは製品ができた後に、上から施しています。

     今回は皮革用の顔料を用いていて漆ではありません。その代わり、発色がはっきりしていて色合いがわかりやすい。



     フリーハンドで描かれているので、絵画のような状態。

     表も裏もざっと全面描かれ、持ち手の部分にもランダムに色が。



     このタイプが、保冷断熱素材のバージョン。保冷バッグとして見る銀色のアレです。

     素材としてはもちろん強度があるので、ワインバッグとしては最適。長谷川氏は「サンマとかも大丈夫だよ!」なんて言ってましたが(笑)。

     保冷バッグでこんな風に贅沢な具合のものもそう無いとは思いますが、普段は普通にバッグとしてお使いいただくのももちろん大丈夫です。お手頃な内装生地よりも、この素材はよっぽど高価ですし丈夫です、はい。



     なので、シャンタン生地バージョンと同様に、ポケットもしっかりついています。

     断熱機能のある、銀色の内装という具合で、幅広くとらえていただけた方が面白いのかな、と感じます。

     渡されて初めて中を見たときは、店主も「そういうバッグもアリなのか……」とちょっと驚きましたけれども。



     あ、もちろん柄は底にも続いています、一周ぐるりと。



     ただし、横の部分だけはまっさらの状態です。シンプルなナチュラルカラー。



     ACAMAL ワインバッグ(内シャンタン生地) ブラックストライプ ¥54,000+税

     こちらもやはり、ハンドペイントのモデル。

     全体に用いられているのは、チャコールグレーのような色味の革で、ややクラック加工のように表面を荒らして加工しています。細かくヒビを入れたり、少しざらっとした風合いに。

     その上から、こちらも顔料にてフリーハンドで柄を描く。



     アップにすると革の表情が少しわかりやすいでしょうか。



     底面もぐるーっと回って、反対面までストライプは続きます。

     どことなく、和の風合いも感じる太細が交互にくる柄。



     サイドの部分はやはりペイントはありません、フラットなチャコールグレー。



     こちらは中はシャンタン生地なので、通常のハンドバッグとしての機能。



     大きなポケットのディテールは同じく。

     メイン室含め中は意外に広いので、収納力は高めです。もとより、ワイン瓶が入ることを想定しているので、当然かもしれませんけれども。



     ACAMAL ワインバッグ(内保冷断熱素材) ダークブラウン ¥27,000+税

     ぐっとシンプルなものもあります。黒と見紛うくらいに濃いめのダークブラウンで、表面はラフにクラック加工してあります。

     大きめにシワが入り、マットでかすれた風合いに。



     こんな風に、表情が出ます。

     触り心地は意外にも柔らかく、ちょっとしっとりした感じもあり、面白い表面。



     もちろん、こちらも一枚革なので底面までこのように、豊かな表情。

     この感じはまた、店主好みのシワ感。



     横面も同じく、良い具合にシワが入ります。



     このタイプは中が保冷断熱。外面とのギャップがちょっと面白い。

     渋い雰囲気のバッグでワインを運んでくるというのは、確かになんだかかっこいい。



     もちろん、保冷効果は考えなくても、シンプルに使ってくださっても。

     ダークブラウンとシルバーの雰囲気は、なかなか素敵です。



     ACAMAL ワインバッグ(内シャンタン生地) マルチストライプ ¥54,000+税

     そしてもう一つだけ、ハンドペイントものがあります。全部で3種類ですね。

     パープルと白、そして黒を組み合わせたマルチストライプを、やはりフリーハンドのペイントで。

     このストライプは少し変わった表情をしていて、こちらの面はパープルが強いのですけれど……



     裏面に行くと、パープルが徐々にピンクになっていくグラデーションに。

     ですので、表裏の見える面で雰囲気がちょっとだけ異なります。



     無論、底も同様にグラデーション。混ざった色の部分はまた不思議な色になってますね。



     これも、横はベースのままです。ここには、描きづらいですもんね。



     このタイプは内側はシャンタン生地。どれがどの組み合わせがわかりづらくなってきますが(笑)。

     完全に一つずつ職人にお願いしているそうで、手がかかる話です。よくやるなぁ……と生産を色々としていた店主としては、職人さんをしっかり労いたいわけで。



     数を少なく、素材バリエーションを多くというのは、企画する側はそうしたい気持ちがいつもありつつも、実際は職人泣かせの仕事になりがちなので、難しい部分。

     長谷川氏は基本的に作り手と妙に仲が良いので、成り立っていることなのだろうな、と想像します。(仕事というよりも、もはや友達というくらいに人と人の距離を縮めるのが上手い方なのです)



     ACAMAL ワインバッグ(内保冷断熱素材) クロコ型押し ダークブラウン ¥27,000+税

     クロコの型押しは色違いでいくつか並び、唯一の濃い色であるダークブラウン。

     艶やかな表面が際立ち、綺麗な肌。



     かなり濃い色ですので、見え具合によっては黒っぽくも。

     持ち手に入った鋲が、ちょっとしたワイルド感。



     この革に関しては汚れなども基本つきづらいものですが、それでも底鋲はあった方が安心です。



     モデルによって、コバ面には色を入れていたり、素仕上げだったりとさまざま。



     中は保冷断熱素材なのできらびやかにシルバー。

     なんでしょうね、同じダークブランとシルバーの組み合わせですが、先のクラックレザーのブラウンと比べると、幾分華やかに感じる。

     革表面の光沢加減か、あるいは型押しの印象なのか。



     それにしても、これだけいろいろな種類で断熱素材を触ったのは、初めてです。

     普通はこの断熱素材だけで袋にしたり、生地やウレタンを表面にしたり、ナイロンなんかは見かけますが……革を表になんて見たことなかったもので。

     他にも見た事あるよ!という方は、どうぞご教授くださいませね。



     ACAMAL ワインバッグ(内保冷断熱素材) クロコ型押し グレージュ ¥27,000+税

     もう一つの型押しは淡いベージュカラー。ちょっとグレーっぽいニュアンスもあるので、トープ色といっても良いのですけれども。ベージュがやや強いのでグレージュ、と。

     色合いが変わると、やはり雰囲気も少し変わってきますね。



     光が強く当たると、これだけ明るいカラー。クロコ型押しの柄との差がまた面白い色。



     横は細かめの型押しになってます。



     内側はこちらも保冷断熱素材。表面が明るい分、さらに外からの熱は加わりづらいかも。



     ワインバッグとして製作されていますが、このタイプの断熱素材は暖かいものも暖かく保ちますよね。

     そういう意味では、保冷というのはアレなのかもしれませんが…。



     ACAMAL ワインバッグ(内保冷断熱素材) ピンク・ホワイト ¥27,000+税

     さ、随分と長くなってしまっていますが、あと二つ。

     パールがかったピンク色と、まっさらにホワイト。これらはちょっとだけ背丈が低くなります。



     ピンクはヴィヴィッドで派手な色と思いきや、近づいてみるとこちらはかなり強めにクラック加工されています。

     なので離れて見たときの印象と、近場で見る表情がまるで違う。

     近づくと色は華やかながらなぜか渋さが感じられる。



     ホワイトも実は近づくと、細かなシワ感があるのです。

     仕上げの色をつける前の状態でおそらくは一度クラック的な加工を施し、そこにさらにホワイトを重ねているのでしょうか。

     そんな独特な風合い。



     こちらの2つのタイプは底面は別に縫われます。表からぐるっとではありません。そして、ピンクだけ底鋲はなしです、なぜだろう。



     ホワイトも底部分は別に縫われる仕様。



     ピンクの中身は保冷断熱なのですが……これまた他の色と異なり、これだけプレーンな保冷断熱。キルティングのようなマス目はなく、さっとプレーン。

     でもしっかりと保冷断熱してくれるそう。ピンクの表情には確かにこの方が合ってはいますが、これだけ仕様を変えるというのも、細かくよくやるなぁ……と。



     ホワイトの方は、他のものと同様の断熱素材です。



     こんなにたっぷり並んだものですから、なんだかCIRCLEがまた違うお店になったような、新しい気分。

     そういう感じは、嫌いじゃないです。今年も、いろいろなことで空気を変えながら、楽しんでいきたい。



     今、CIRCLEはこれまでにないくらいに、革がいっぱい。

     ルボナーさんもオリジナルも、FABRICもACAMALも。どれもがまるで違うニュアンスではありますが、そういうのが入り混じるのが面白い。サーカスの丸盆のようで。



     そんなわけで、今月は豊富な革の表情にて皆様をお迎えいたします。

     ひとまず、ACAMALさんのこのバッグたちは今月はずらっと並べておこうかな、と思っています。

     オンラインに反映を……とも思っていたのですが、あまりにも個体ごとに仕様やいろいろが違うので、ご案内しながらの販売の方が良いかな、とやめました。

     ご遠方のお客様で気になる方がいらっしゃいましたら、どうぞお電話やメールにて、「この柄のバッグなんだけどね……」とお問い合わせくださればと思います。細かくご案内させていただきます。

     長くなって、すみませんでした。

     明日はまた祝日のCIRCLE。こんな具合でお待ちしております。



     CIRCLE
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