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2019.09.02 Monday

KUON(クオン)さんの新しい紋刺し子織で仕立てたプルオーバーについて。

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     改めて、大きな単位のアパレル会社さんと話をしたり仕事をすると、色々思うことがあったりします。

     

     CIRCLEは小さい規模でやっているのでアレですが、仮に大きくなっても動き方や考え方は変わらないで頑張ろう、としみじみ。

     

     やっぱりね、お客様はもちろんだけれど、作り手に対しても敬意と感謝を持ちながら運営していたいものです。

     

     さて本日は!!

     

     KUONさんから届いた一着はまた、ものすごく素敵な織を見せてくれました。

     

     定番のプルオーバー、だけれどもまるで違う存在感に仕上がっています。

     

     

     KUONさんの秋冬ものの定番になってきている、プルオーバー。

     

     今シーズンはディテールなど色々変わってボアのプルオーバーもリリースしておりますが。

     

     それとは別に、これまでと同じような感覚の定番のプルオーバーももちろん作ってくれていて。

     

     その一つが今回ご案内する、紋刺し子織バージョン。

     

     これがね、CIRCLE店主としては「そう、こんな刺し子織待ってました!!」とテンションの上がる感覚。

     

     

     KUON 新紋刺し子織 プルオーバー ¥33,000+税

     

     パッと見ですでに、独特な良い存在感が漂う一枚。

     

     ゆったりとした定番プルオーバーのフォルムの中に、とても複雑な織の表情が浮かんでいる。

     

     でもそれが複雑なのに煩くなく、すっと総柄の良い風合いを醸し出している。

     

     

     これまでも刺し子織そのものは様々な形でKUONで使われてきました。

     

     シンプルな刺し子織でプルオーバーももちろん作られたりしたシーズンもあって。

     

     でも今回のこの刺し子織は、空気感がぐぐっと違う。

     

     

     ゆったりした形、スポーティーになりすぎないゆるさ、そういったフォルムの部分はもちろん気持ちいい。

     

     カットソーの上にアウターとして羽織るもよし、さらに上にコートやブルゾンをきて、インナーのスウェットみたいな感覚でも。

     

     

     展示会でこの雰囲気を前にした時には、待ってました!と言わんばかりでした。

     

     これぞ刺し子織、という世界を全面で堪能できます。

     

     

     ボディに用いられた刺し子織は、やはり東北でただ一人が動かすことのできる機械で織られたもの。

     

     通常は一つの柄が連続して続いていくわけですが、今回の紋刺し子織は、ランダムに様々な柄が組み合わさり、非常に複雑でありながら一つの生地として美しく完成されている。

     

     ベースの色は濃いめのネイビーで、このコットンの風合いもどこか素朴な感じがあって良い。

     

     そこに刺し子の模様を描いた糸は、オレンジと生成りっぽい糸。

     

     この色合わせがまた特徴的で、明るくもあり落ち着いた風でもあり、独特な世界観になる。

     

     

     こうして複雑に組み合わさる紋刺し子織は、実は40年以上も前に柄の構成がされたものでした。

     

     それは実はCIRCLE店主はテルコ雑貨店で用いたことのあるランダム刺し子織の生地がまさにそれだったようで。

     

     でも今回のKUONさんの紋刺し子織は、またそれとは異なっている柄の構成。

     

     

     より複雑な模様が混ざり、柄の切り替わり方も異なる。

     

     これは今回のコレクションにあたって、全く新しい紋刺し子織パターンを作っていただいたらしく、アップデート、ブラッシュアップされた紋刺し子織。

     

     なので便宜的に「新紋刺し子織」なんて呼んでみています。

     

     

     これだけ複雑な刺し子織を織り上げるのは、どれだけ大変なことでしょう。

     

     1日かけても全然織れないのではなかろうか。

     

     

     オレンジと生成りの糸が生み出すこのコントラストもまた美しい。

     

     遠目で見るとシンプルな総柄のようで、近づくと想像だにしないくらいに複雑な柄が見えてくる。

     

     

     これはもう、最高の刺し子織。

     

     織そのもののクオリティも非常に高くて、世界中のメゾンがこの技術を重宝するのがよくわかる。

     

     で、こういった紋刺し子織も柳悦孝がアドバイスをして元々が出来たなんて聞くと、「柳家はほんとどれだけセンス溢れてるんだよ」と思いますが、そこにKUONのセンスがぐっと混ざり合い生まれた特別な刺し子織。

     

     

     もちろん織が素晴らしいだけでなく、それをきちんとファッション的にかっこいいものに落とし込んでくれるのが、KUONデザイナー石橋氏のうまいところ。

     

     

     首元のリブは柔らかく、やや広めに。

     

     キュッと締めすぎることなく、スポーティーさは少なめに、ほどよいゆるさ。

     

     

     肩幅はほんのり広め。

     

     でも大きくドロップするほどではありません。

     

     ボアタイプのプルオーバーよりは、幾分狭い。

     

     

     ボディはゆったりとした形で、ふわっと軽く羽織れる風合い。

     

     刺し子織の生地はシンプルな白黒刺し子織の時よりも、ちょっとだけ分厚いような感覚。

     

     

     ストンと裾まで。

     

     裾のリブもきつすぎずほどよく緩さもあるため、キュッと絞られすぎないのが良い。

     

     

     リブは濃いめのネイビー色。

     

     ボディのベースのネイビーとほど近く、綺麗に合っている。

     

     

     アームホールもほどよく広さがあるので、アンダーに着るものは幅広く様々に。

     

     カットソーやTシャツだけでなく、シャツを仕込んでもまた良い。

     

     

     腕も適度にゆとりはあるので、重ね着にもちょうど良い。

     

     

     そして袖先はこちらもリブ。

     

     やっぱりここもスポーティーにギュっと締めるのではなく、ほどよく緩めに。

     

     リブの短さが絶妙に良い。

     

     

     首後ろにはKUONネーム。

     

     相変わらず、ここにサイズ表記はありません!

     

     

     左裾にある製品表示にて。ブレないこの感じ好きです。

     

     サイズは今回、S・M・Lで入荷しています。

     

     Sは一般的な洋服でいえばS〜タイトM、MはM〜タイトL、LはしっかりLといった感覚です。

     

     ゆったりフィットではあるので、タイト目に着たい場合はワンサイズ落としても袖丈が大丈夫であれば着られるかな〜というくらい。

     

     

     ちなみに、紋刺し子織は裏もめちゃくちゃ綺麗ですからね。これ大事。

     

     もはや裏面を見てニヤニヤできるレベルで美しい。

     

     裏は面よりもオレンジ感が気持ち強く出ている感じですね。

     

     

     そして後ろ姿ももちろん良い存在感。

     

     

     こんなに美しい織は世界広しと言えども、そう多くない。

     

     いつかは刺し子織も日本はじめ色々な博物館とかに入って良いと思っているCIRCLE店主。

     

     世界いろんなところのテキスタイル系の博物館とかも見ているけれど、負けない美しさだもの。

     

     

     古き紋刺し子織も好きだけれど、この新しい柄構成の紋刺し子織も素晴らしいなと思う。

     

     

     オレンジとベージュっぽい生成りでネイビーのベースに織る。

     

     この雰囲気が今シーズンのKUONさんぽさが出ていてまた良い。

     

     

     後ろ姿も語ります、素敵に。

     

     

     一枚でこれを主役にして楽しむのも良いですし、上に何か羽織ってチラっと見せながらアクセントに使うにも良いと思う。

     

     

     とにかく様々な柄が綺麗に合わさってますから。

     

     

     それを全面で存分に味わってください。

     

     

     織ってやっぱり、愉しいですね、実に。

     

     

     プルオーバーそのものはKUONさんの定番らしさ漂うフォルム。

     

     でもこれまでとまたまるで違う面白さがあって素敵な子。

     

     どうぞ、お楽しみくださいませね。

     

     

     

     CIRCLE

     

     

     

     

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