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2019.03.16 Saturday

ル・ボナーさんの今年もお願いした色々な革での文庫本カバーについて。(CIRCLE5周年)

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     本当に嬉しいことだなぁ、と特に感じるこの時期。

     

     長くCIRCLEをご覧くださって、ずっとご愛顧くださるお客様がちゃんといらっしゃるのがありがたい限り。

     

     もちろん、最近ご覧くださるお客様も同様にありがたいわけですが、前の店舗の頃をご存知の方とかはもうほんとアレで。

     

     期待に沿えるように、育っていかなくちゃねと思います。

     

     さて本日は、昨日から少しずつご案内をしていく、CIRCLEの5周年である21日に向けた色々。

     

     今日はブログ2本です。まず一つめが、毎年なんだかおなじみにもなってきましたが、ル・ボナーさんにお願いしている、色々な革を使った文庫本カバーです!

     

     

     もう随分いろんな革で作ってきたし、文庫本カバーはもういいかな……とか思わなくもなかったのですが、でもやっぱり文庫本カバーってアイテムとしても面白くて、また革の柔らかさを感じられて好きなので、今年もお願いしました。

     

     ル・ボナーさんが昔から抱えている、色々なデッドストックの革や珍しい革を贅沢に使わせてもらってます。

     

     限りあるかつての革、でもそれも製品に変わって愉しみになるのが一番だよなぁとかも思うので、ご協力くださるボナーさんには感謝しきり。

     

     

     今回は6種類の革になりました。

     

     本当は7種類と予定していたのだけれど、一つはちょっと事情があって今回はなしに。

     

     

     でも、これまたすごい子達の6種類になりました。

     

     ただ、デッドストック系の革を用いているので、それぞれの革で出来上がった枚数に差があるのと、数が多くない子もいます。

     

     そこはどうぞご理解賜われますと幸いです。

     

     

     では、ブラックのものをサンプルに、全体の概要をご案内。

     

     これがどんな革かは、後のバリエーションのところでご覧いただければと思います。

     

     

     全体としては、とってもシンプルな文庫本カバーです。

     

     でもこのシンプルな形が、正直一番使いやすいなとCIRCLE店主としては思っています。

     

     余計な機能やパーツはつきすぎず、でも必要なものはしっかり備わっている。

     

     かつ、革の味わいをダイレクトに愉しみやすい。

     

     

     革の厚みはそれぞれの種類で差がありますが、薄いものはかなり薄くしてます、今回。

     

     どの革も文庫本を入れて使うときには、手に馴染みやすくて気持ちいいと思います。

     

     

     こちらの端っこの部分に、表紙の片方は差し込んで。

     

     

     で、もう片方の表紙はベルトループの部分を通して、先の方の革はパタンと折り曲げて表紙を包んでもらうかたち。

     

     シンプルだけれども、だかた使いやすい。

     

     このおりたたむ革の部分は、読んだ途中のページに挟んでおけば栞代わりにもなります。

     

     

     裏地はつけずに、革一枚。

     

     床面は革の種類によって様々な見え方がありますが、それも愉しみつつ。

     

     やっぱり裏をつけないことによる、「革そのものの質感」がわかりやすいのもこの文庫本カバーの良いところ、と思っています。

     

     

     おもて面は装飾なしに、全面で革の味わい。

     

     意外と文庫本カバーって革の継ぎ目のない使用面積がかなり多いのです。

     

     なのでその広い面積でしっかり革を愉しんでいただければと思います。

     

     

     ただし、今回もですが、デッドストックの革などを用いておりますため、基本的には無駄がでないように裁断しています。

     

     それゆえ革の表情はシボの大きさやトラの多さなど、個体差があります。

     

     その個体差もまた、革の味わいとしてお楽しみいただきたく思います。

     

     また、デッドストックの革となると、細かなスレや傷などが表面についていることもございますが、そこも同様にご了承くださいませ。

     

     昨日のマルチケース同様、そういった面に細かな方の場合はやはり向きません。

     

     ご理解賜われますと幸いです。

     

     

     手に持って、素敵な革をいろいろ愉しんでくださいね。

     

     

     と、こんな具合の機能性と詳細です。

     

     また価格は昨年までより少しだけですが上がりました。

     

     やはり革の面積を随分使ってしまうのでなかなか今回はまた革の取り都合が相当悪くなってしまったこともありつつ、やっぱりそもそも前の価格だとボナーさんのアトリエでの制作手間賃があまりに出てないよねというところもありつつ。

     

     何卒、ご了承くださいませね。

     

     

     ル・ボナー 文庫本カバー フェルディナンドカーフ レッド ¥8,000+税

     

     まずは、美しい赤色をしたこの子。

     

     今はなき、北欧はスウェーデンのタンナー、ボルゲ社が鞣していたフェルディナンドカーフ。

     

     まるで鹿革のように柔らかくしなやかで、しっとりした手触りが特徴的な革。

     

     

     ボナーさんでは、この革を用いて生み出して作った形のバッグがあって、それがフェルディー。

     

     最近フェルディーは制作も少なくなりましたが。

     

     

     フェルディナンドカーフはシボがシュランケンカーフのように大小さまざまであります。

     

     またトラもそれなりにはあります。

     

     でも、この手触りはものすごく柔らかくて良い。

     

     

     フェルディナンドカーフは薄さはかなり薄めの仕上がりです。

     

     

     レッドの色味もね、良いのですよ。

     

     この革は個人的にかなり好きです。

     

     

     ル・ボナー 文庫本カバー シュランケンカーフ コーン ¥8,000+税

     

     続いては、ボナーさんでは定番でもあるペリンガーのシュランケンカーフ。

     

     でもこのコーンという色は極めて珍しい。

     

     ル・ボナーさんでも昔に少し別注していたものが残してあって、それを使わせてもらいました。

     

     

     イエローでもなく、ベージュでもなく、コーン。

     

     なんとも絶妙な色合い。

     

     

     コーンという名前からして、まぁとうもろこし色なのかもしれませんけれども。

     

     でも、アメリカのタンナーではないわけなので、何か違う意味なのでしょうか。

     

     

     独特な柔らかな発色で、シュランケンカーフらしい美しさもある。

     

     

     シュランケンカーフも比較的薄めの仕上がり。

     

     コーン、これ他でまず見たことない色味だと思います。

     

     また、「シュランケンカーフってやっぱり素敵なんだ」と感じます。安定感あるこの質感。

     

     

     ル・ボナー 文庫本カバー ソフトカーフ ブラック ¥8,000+税

     

     お次はサンプルで見ていた、ブラックの子。

     

     こちらはフランスのタンナー代表格の一つでもある、アノネイのソフトカーフ。

     

     これもちょっと前の革らしいのだけれども、この柔らかさと気持ち良さはかなりすごい。

     

     

     かつてのデュ・プイのソフトカーフとかも気持ち良いけれども、アノネイのこのソフトカーフのしっとり感はなかなか。

     

     

     手にしっくり馴染む柔らかさとしっとり感。

     

     

     ブラックって定番の色だし……と侮ることなかれ、これはまた素晴らしい。

     

     

     こちらも比較的薄めな仕上がりです。

     

     

     ル・ボナー 文庫本カバー マローカーフ グリーン ¥8,000+税

     

     パキっと華やかな色味もやっぱり欲しいですよ、ということでこちらは対してフランスはデュ・プイ社のマローカーフ。

     

     言い方はアレだけれども、デュ・プイがまだ素晴らしい革を鞣すタンナーとして、とっても評価が高かった頃の革。

     

     

     緑の色合いが華やかで、美しい発色。柔らかさだけでなく、良いコシ感もある。

     

     

     ほんのり水しぼ的な模様があって、それも上品。

     

     

     これは比較的厚めな仕上げです。

     

     でも十分にしなやかさがあるので、馴染んでいくとなお気持ち良いはず。

     

     

     デュ・プイってやっぱりすごかったよね、と思わせてくれる昔の革たち。

     

     

     ル・ボナー 文庫本カバー ブレンダボックス キャメル ¥8,000+税

     

     フランスが続いたので、イタリアも負けませんよね。

     

     しっとりもっちり良い皮革をたくさん鞣していた、フラスキーニ。

     

     その良い時に作られたブレンダボックスのキャメルを使わせてもらって。

     

     

     サークル店主はフラスキーニの革がかなり好きです。

     

     何でしょうね、一見すると何気ない普通の革にも見えるのです。

     

      でもそれが、触ると違う。

     

     

     ブレンダボックスも少しだけ厚めの仕上げで、ほんのりハリがあるくらい。

     

     でもこの独特な手に馴染む感はフラスキーニらしいなと感じる。

     

     

     床面には血筋的なものがどうしても出るけれど、それも気にならない良さ。

     

     

     懐古主義ではないけれども、昔の革たちを見ると「あー、今すごく使いたいです」とつい思ってしまう。

     

     

     ル・ボナー 文庫本カバー テイカカーフ グレー ¥8,000+税

     

     海外タンナーばかりがすごいわけでもやっぱり無いですよね。日本の皮革で面白いデッドストックもまだまだ。

     

     ラストは、今はなき日本のタンナーである、テイカ。

     

     まだ鞣してくれていた頃のグレーのカーフを使いました。

     

     

     テイカって、ほんと素敵な革を作ってくれていたんだな、とボナーさんのデッドストックを見ていると思います。

     

     でもというか、だからこそビジネスにはなかなか大変で、続けていられなかったのかもしれない。

     

     

     柔らかくしなやかで、すっと手にすいつくような感覚もある。

     

     

     グレーの色味も青みがかったアイスグレー的な感じが、とても綺麗に発色されていて。

     

     

     今テイカがあったなら、間違いなく革を使わせてもらいたいタンナーだっただろうな、と思います。

     

     と、こんな具合で全6種類です。

     

     

     枚数は正直革によってバラバラで、それなりに量作れたものもあれば、少ない子もいます。

     

     去年も「毎度狙ったのが買えない」とお声をいただいてしまいましたが、すみません。たくさんの枚数を作るほど革がないので、そこはお許しください。

     

     こちらの文庫本カバーはやはり21日(木・祝)から販売となります。オンラインも同様です。

     

     どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

     

     

     

     サークル

     

     

     

     

     

     

     

     

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