<< KUON(クオン)さんの、素晴らしいアプローチの奄美大島藍染レザーブルゾン(コーチジャケット)について。 | main | KUON(クオン)の刺し子織が美しい19SSのカバーオールについて。 >>
2019.02.21 Thursday

KUON(クオン)の最高に素敵な有松絞り襤褸・アップサイクルジャケットについて。

0

     

     今日はKUONさんの19AWの展示会にお邪魔してきました。

     

     また様々なテイストがあって面白く、期待感のある秋冬。

     

     でも、春夏がちょうどここから春迎えるまでに佳境を迎えます。先々の秋冬ももちろん素敵だけれど、この春夏にしかない素敵さがやはりあるのです。

     

     今日ご案内するのは、19SSの特別な子がもう一つ。

     

     半シグネチャーラインのような存在感のある、パッチワークをして作るアップサイクルジャケット。

     

     昨年の襤褸に続き、なんと今シーズンは有松絞りの襤褸を用いて制作してくれました。

     

     これがもう、展示会で「うわ、すっごい良い」と強く感じた子。こんなジャケット、他にはありません。

     

     

     アップサイクルジャケットといえば、ちょうど一年ほど前の2018年の春夏。

     

     KUONさんが色々な服や小物で使った襤褸の端切れを綺麗に切り、それを細かくパッチワークすることでまた新しい生地としての魅力を付与し、シグネチャーラインよりももう少し気軽に着られる襤褸のジャケット(それでも安くはない)を作ってくれました。

     

     それはとっても良い具合でお声もいただけて、すぐに旅立っていった記憶があるけれども、今シーズンはそのアップサイクルをなんと有松絞りの襤褸を使って行われました。

     

     これがなんとまぁ、展示会で見た時にあまりに素敵だった。袖を通すともっと素敵で、「これ、最高に好き」と価格も顧みずに入荷を決めた。

     

     貴重な有松絞りの襤褸を贅沢にパッチワークして使い、新しい存在感のジャケットに仕上がってます。

     

     

     KUON 有松絞り襤褸・アップサイクルジャケット Sサイズ ¥180,000+税

     

     全体的な形も昨年のアップサイクルジャケットとはまた代わり、今回は二つボタンのジャケット。

     

     でも感覚としてはブレザーのようにざっと気軽に着やすく、それでいて素材の風合いが全面で味わえる面白さ。

     

     通常の藍襤褸とは異なる、有松絞り襤褸特有の美しさがまた詰まっています。

     

     

     パッと見ると派手に感じる方もいらっしゃるやもしれません。

     

     でもこれが、袖を通すとほんと不思議なのですが、スッキリ馴染んでスタイリッシュな空気をぐっと醸し出す。

     

     展示会で実際にそれを体感して、今また入荷したものでもやっぱりそうだった。

     

     これはもう、着るとものすごく溶け込んで爽やかさが良い藍のジャケットになる。

     

     

     有松絞りの襤褸の端切れをパッチワークすることで、また新しい価値を産む。

     

     まさにアップサイクルの動きで、これもまたKUONさんらしい取り組み。

     

     

     ほんとね、良い迫力なのです。それでいてくどくならないこの面白さ。

     

     有松絞りをただ普通に全面に使うだけだと出ない面白さがあって、すごい。

     

     

     有松絞りはもともと浴衣や着物に使われる絞り染め。

     

     細かい模様の一つ一つを、手作業で括っては染めている。

     

     有松絞りと言っても柄はやはり様々で色合いも色々。

     

     その多くが入り混じることで、着るアートとなりながらも、独特な馴染み方をしてくれる。

     

     

     これだけ様々な有松絞りの襤褸を集めるだけでも、普通は大変。

     

     そういう意味では、とっても贅沢なことでもあるかもしれない。

     

     

     ニュアンスは本当の数多くあるのだ、と驚く。

     

     絞り染めと言っても、一つ一つの個性がしっかり感じられる。

     

     

     それを全体でパッチワークして絶妙なバランスに。そしてジャケットに仕立てる。

     

     この絶妙なバランス感覚がKUONさんの良さ。

     

     

     藍襤褸でのアップサイクルジャケットも素晴らしかったけれども、またまるで違う素晴らしさがここにはある。

     

     

     このジャケットはもちろん見ていて美しいけれど、着るとなお素晴らしいからガシガシ着て欲しい気持ちが強い。

     

     

     有松絞りの襤褸も着込んでいくことでなお風合いは変化していき、体に馴染んでいく。

     

     そうなっていった後は、さらに最高じゃないか、と感じさせてくれる。

     

     

     正面からの顔はしっかりジャケット感がある。

     

     柔らかい素材だけれどダランとしたイメージにならないように、うまいこと仕立てているのがまた良いのです。

     

     

     特に襟、ラペル周りはかなりしっかりしている。

     

     ここがカッチリしていると、やはりジャケットの顔が決まる。

     

     

     ホールは飾りステッチだけです。あくまでもカジュアルジャケットとして作られた、アップサイクルジャケット。

     

     

     ラペル上の方の裏が、かなりがっしりさせているのです。

     

     このがっしり感は着込んでいくとさらに馴染んでいくと思うけれど、ここがカッチリしているおかげでジャケット全体が引き締まった印象に。

     

     

     ラペルの部分ですら、色々な種類の有松絞りが合わさる。

     

     

     パッチワークされているそのステッチの糸の感じもまた素敵なアクセント。

     

     

     ボディは適度にゆとりのあるフォルムで、下にシャツや薄いベストなんかも着込める感じ。

     

     もちろん、カットソーの上にざっとこれを羽織るにも良い。

     

     

     今回のアップサイクルジャケットは2つボタン。

     

     基本は上だけ留める感じになるかもしれませんが、今は形をわかりやすく二つともボタンは留めてます。

     

     でも、両方留めても形綺麗で良いと思う、今回のこのジャケットは。

     

     

     ボタンは白、きなりっぽい色味のホーンボタンかな、これは。

     

     ボタンもまた風合い良いのが使われていて、嬉しい。

     

     

     左胸にはパッチポケット。ポケットも様々な絞り。

     

     

     腰回りにもパッチポケットがついてます。

     

     

     左右にもちろん。

     

     実用にしっかり使えるポケット。

     

     

     裾まわりの滑らかなカーブ具合も良い。

     

     やっぱり動きやすさにはここが大切。

     

     

     アームホール、KUONさんのジャケットは結構狭めのものが多かったけれど、今回の形はそこまでタイトな感じでなく、ほどほど。

     

     しっかりゆとり持って中にも着られる感じ。

     

     

     腕の太さも太すぎる感はないけれども、動きやすいくらいの太さがあって良い。

     

     また、腕のこのパッチワーク感もたまらぬ雰囲気。

     

     

     袖先までしっかりと。

     

     

     袖先はボタンが二つ。

     

     

     ここは本切羽になっているので、開けることもできます。

     

     爽やかに初夏とかに着る時には、ここを開けて袖まくっても美しいですね。

     

     さりげなくちゃんと細部は額縁仕上げでこの辺の作りもしっかりと。

     

     

     裏地があるような感じに見えますが、裏地というよりも有松絞りのパッチワークをするために、全体として薄いコットン生地の上にパッチワークを施している感じ。

     

     なのでいわゆる縫い目の出ない裏地感ではなく、裏の生地と有松絞りの生地が合わさって1枚になっていて、その1枚仕立て。

     

     

     腕が変わるともちろんパッチワークの絞りの感じも違う。

     

     

     全て1点ものの感じで作られて、同じジャケットは二つとないわけです。

     

     

     中を見ていくと、こんな風に。

     

     裏地っぽくサックス色のコットンがありますが、裏地というよりは土台の生地と言いますか。

     

     有松絞りと合わせてくっついて用いられ、全体の作りはパイピングをしながら仕立ててあります。

     

     

     なので、有松絞り側に見えているステッチが裏面にもあります。

     

     この雰囲気もまた良いんですよね、面白くて。

     

     

     腕のところはこんな風にパイピング。

     

     土台のこのサックスの生地はそれほど厚くありません。柔らかで有松絞りの質感を邪魔しない感じ。

     

     

     なので裏も良い肌さわりと質感です。

     

     

     右側の中には、内ポケットが一つ。もちろんここも有松絞り襤褸。

     

     

     左側はシンプルに。

     

     

     製品表示のところに相変わらずサイズ表記はあります。

     

     今回はSサイズとMサイズで作っていただきました。

     

     Sサイズは普段の洋服がSサイズの方で、MサイズはMサイズの方でとちょうど良いくらいの感覚です。

     

     ぐっとタイトに着たい!という場合はワンサイズ下げても着られるとは思いますが、生地の質感をしっかり味わうには通常のサイズ感で合わせるのが良いかなぁと思っています。

     

     

     後ろ姿がまたパッチワーク感しっかりあって、すごく良い。

     

     

     絞り染と言っても、ほんとうに色々。それが全体に散りばめられて、新しい柄が生まれている。

     

     

     藍の色合いも様々で、それが美しいグラデーションのようにも感じる。

     

     

     今回のジャケットは後ろのベント部分にしつけがついたままなので、着る時には外してくださいね。

     

     

     どうでしょう、この存在感。

     

     いやもう、有松絞りの一つ単体でジャケットを仕立てるだけだと、こうはいかない。

     

     このパッチワークがされることで、さらなる良さが出ている。

     

     

     絞りだけれど、ちょっと幾何学っぽい柄や藍が多めに入る柄などもある。

     

     

     そういう染めがまた適度にアクセントになってくれて、表情が奥深いものに。

     

     

     初めからしなやかで滑らかで着心地も良いのだけれど、馴染んでいくとなおそれは体にフィットするようになる。

     

     

     もともと浴衣や着物だった生地たちですから、その着心地の良さは当然とも言える。

     

     

     本来はセンターベントになっていて、ここ開いてます。

     

     

     販売時はここが止まってるので、しつけ糸をあとでとってくだされば、ベントが開いてなお着やすく。

     

     

     KUONさんが生み出すアップサイクルジャケットは、特別な面白さがある。

     

     ただのパッチワークではない、新しい価値観のようにも感じる。

     

     有松絞りの美しき世界、ぜひ味わっていただきたいなと思います。

     

     

     KUON 有松絞り襤褸・アップサイクルジャケット Mサイズ ¥180,000+税

     

     襤褸の感じも様々ですから、Mサイズの方もご覧いただきましょう。

     

     もちろん、全体の作りなどは基本一緒で、サイズがワンサイズアップという感じ。

     

     

     しかし、また有松絞りの種類や合わさり方が異なるので、微妙に異なる雰囲気が面白い。

     

     

     これがほんと、袖を通すとしっくり来るんです。

     

     全然派手に映らない。

     

     

     とても柔らかな作りなので、下はカットソーだけでも気持ち良い。

     

     もちろんシャツやニットを着ても良いし、季節によっては上にオーバーコート羽織ってももちろん良い。

     

     

     規則正しい絞りだとしても、その絞る大きさや染めの色合いで雰囲気が全然違う。

     

     

     手作業での絞りだからこそ生まれるランダムな風合いがまた、このジャケットによく似合う。

     

     

     Sサイズともまたちょっと違う絞りもある。

     

     

     やはり、世界で一着なのです、どれもが。

     

     日本国内のショップさんでこのジャケットをオーダーした店がどれだけあるかは知らないけれど、きっとそう多くはないはず。

     

     昨日ご案内のレザーブルゾンと合わせて、どちらも扱っているなんていうのは、なお少ないと思う。

     

     でもどちらも素晴らしい感じだから、CIRCLEは意地でもご案内したいと思った。

     

     

     通常の藍襤褸のアップサイクルにも負けず劣らず、魅力溢れる有松絞り襤褸。

     

     

     個人的には、この独特なカミナリっぽくも見える模様の入る絞りが、とても好き。

     

     

     後ろ姿ももちろん。

     

     

     着た時の体にふわっとする感じが、ほんと着心地良いんですよねこのジャケット。

     

     

     正直、着心地は見た目以上にものすごく良いのです、はい。

     

     

     ラフなように見えて、かなり綺麗目な感じで着られる不思議。

     

     

     日本に長く伝わる伝統技法による絞りですものね。

     

     そりゃ、着るとすっと馴染むはずです。

     

     

     この表面の絞りの凹凸の表情がまた素敵。

     

     

     しっかり有松絞り生地の風合いを残しながら仕立ててくれる嬉しさ。

     

     

     ぜひ、Mサイズもまた楽しんでいただけたら嬉しい。

     

     有松絞りの襤褸をここまで持っていたそれ自体もすごいなと思ってしまうけれど、それをこんな風に形作るKUONさんはやっぱり面白い。

     

     なかなか、こんなアイテムは他にはありません。

     

     お見逃しなく。

     

     

     

     CIRCLE

     

     

     

     

     

    コメント
    コメントする








     
    Calendar
       1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031 
    << May 2019 >>
    Selected Entries
    Categories
    Archives
    Recent Comment
    • ル・ボナーさんから久々登場の、天ファスナーブリーフについて。
      CIRCLE 青山 (05/07)
    • ル・ボナーさんから久々登場の、天ファスナーブリーフについて。
      SNK (05/06)
    • 寒くなってまいりました。冬支度はまだまだいろいろ愉しめます。
      CIRCLE 青山 (12/15)
    • 寒くなってまいりました。冬支度はまだまだいろいろ愉しめます。
      SO (12/15)
    • ル・ボナーさんのデブペンケース、久しぶりにどーんと勢揃いです!!
      CIRCLE 青山 (12/08)
    • ル・ボナーさんのデブペンケース、久しぶりにどーんと勢揃いです!!
      Kun16 (12/07)
    • Circus of Happinessのドラーロシリーズのエイジング定点観測 その4
      CIRCLE 青山 (11/24)
    • Circus of Happinessのドラーロシリーズのエイジング定点観測 その4
      ぎんなん (11/23)
    • ちょっとずつ、揃えられるものを揃えて、選んで楽しくなるように。
      CIRCLE 青山 (11/20)
    • ちょっとずつ、揃えられるものを揃えて、選んで楽しくなるように。
      ryo (11/20)
    Links
    Profile
    Search this site.
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered by
    30days Album
    無料ブログ作成サービス JUGEM